タガログ語を話す国

約20年前にフィリピンへ移住を夢見て始めましたが
現在は長期旅行をするスタイルにシフトしました

家族旅行の真の目的は

2007-10-16 | JJ日誌
今春に就職した娘が親に孝行をしたいからと、
11月上旬に旅行へ連れて行ってくれることになりました。

早速、会社で使っている旅行会社に連絡しましたが、
運悪く、支店長は海外出張中でしたので、
電話をして2時間後に若い担当者が来てくれました。

最初は国内旅行を考えていたのですが、
2泊3日の予算をたてると7万円を越しそうです。

それじゃあ、海外旅行も出来るんじゃないか・・・

この予算で検討しましたら、
グアム、サイパン、タイ、
シンガポール、韓国、中国、台湾等々が出てきました。

香港は物価が高いので価格も高いそうです。

ついでに冗談で北朝鮮も聞いたら、
取扱はあるけれど韓国より数段高いそうで、
「観光するような場所はありませんよ」
と真面目な顔で答えられてしまいました。
ごく少数ですが行く人がいるんですって。

価格的には大丈夫でもタイやシンガポールは、
2泊3日なんて短いプランはなさそうでした。

以前に、フィリピンの人に言いました。
「フィリピン人は時間はあるがお金がない。
日本人はお金はあるが時間がない。
どっちが幸せだと思う?」
彼らの答えは、
「オレたち!!」

そう内心はフィリピンに行きたいんです。
奥さんは行ってみたいような行きたくないような。
娘はフィリピンと聞いたら泣いちゃうでしょう・・・

一応、旅行会社にフィリピンは?って聞いたら、
「JJさんなら、よく知っているでしょう~
フィリピンなんて見るとこないですよ」
ですって失礼な。

「あそこは個人で手配するところだから、
企画ツアーなん聞いたことないです」
なのだそうです。
格安ツアーならあるもんね。

奥さんはその答えに安堵した様子でした。
ジャングルに踏み込む探検家の心境だったようです。

そんなわけでフィリピンはすぐに却下され、
まだ行き先が決定していません。

でも内緒ですが・・・JJはちょっと嬉しいんです。
だってどこの国に決まったって、
止められていたパスポートが手に入りますものね。





アメリカの捕虜で日本人を証明

2007-10-10 | ニュース斜め読み
戦前にすでにフィリピンに渡った日本人男性の子で、
日系2世となる二人の女性がいました。

二人のお父さんに当る日本人男性です。
戸籍が今でも分からなかったのですが、
フィリピンの婚姻証明書で血縁が、
アメリカ軍の捕虜登録票で日本人ということが証明され、
二人は昨日、東京家裁で日本国籍の取得が認められました。
このケースは初めてなんですって。

フィリピンには同じような2世たちが、
まだ約300人も居るんだそうで、
支援してきた弁護士は
「大きく道が開けた」
と意気込んでいます。


(今朝の日テレNEWS24から)


やはり日本人は日本人と認めてほしいんですね。
単に日本が豊かだから日本に来たいだけ、
って理由だと悲しいですね。


二人の女性は、
日本人と認めて満足なのでしょうか。
そしてフイリピンで幸せに暮らすのでしょうか。
それとも住み慣れたフイリピンを離れて、
遠い日本に来るのでしょうか。
その時は・・・
家族は何人連れて来るのでしょう。



ところで戦時中に捕虜になった人は、
俺は日本人だと名乗ったら、
中国人でも韓国人でも日本人と記録されたのでは・・・




福田ドクトリン

2007-10-08 | ニュース斜め読み
福田康夫首相が父親の意思を継ぎ、
「福田ドクトリン」を継承し発展させると述べました。

これ父親の福田赳夫氏が首相の時に発案したもので、
日本の東南アジアに対する外交の3原則を、
(1)軍事大国とならず世界の平和と繁栄に貢献する。
(2)心と心の触れあう信頼関係を構築する。
(3)対等な立場で東南アジア諸国の平和と繁栄に寄与する。
としたものです。

父・赳夫元首相がこの「福田ドクトリン」を、
1977年8月にマニラで発表したことも関係するのでしょうか。

アロヨ大統領は福田首相に就任のお祝いを伝える際に、
「福田ドクトリンの原理と価値が、
今後の東南アジアにとって、
安定と繁栄を促進して続けるでしょう。
日本が東南アジア重視の外交をするよう、
期待しています」
とメッセージを送っています。

日本とフィリピンの経済距離も、
益々近付くのでしょうか。

フィリピンの最低賃金

2007-10-05 | ニュース斜め読み
日本の企業など外資系の製造会社が多いカラバルソン地域では、
今日から日当の最低賃金が、
287ペソ(746円)から300ペソ(780円)に値上げされるそうです。

マニラは8月に値上げ改正がされていて、
同最低賃金が362ペソ(941円)ですから、
日本で話題の首都圏と地方と格差社会です。

でも各地をざっと見てみると、
ビサヤ地域は220ペソ(572円)~241ペソ(627円)ですし、
ミンダナオなんて215ペソ(559円)~240ペソ(624円)となっていますが、
イスラム教徒自治区は200ペソ(520円)なんですね。


キリスト教とイスラム教の宗教格差なのでしょうか。




郵便局の押収物

2007-10-04 | ニュース斜め読み
フィリピンから届いた郵便物って、
中身が何んなのか検査されているんですが、
開封後を汚いセロテープなんかで張られていたりして、
美的デリカシーがない事が多いですよね。

あちらでは送る物や送られてくる物に対して、
日本以上にっていうか、
異常なくらい中身に関心があるらしく、
たまに検閲ついでに、
金目のものは全て抜き取られている!
なんてことも起こります。


さて今月の1日、マニラ中央郵便局に、
送り主名の書いてない小包が香港から届きました。
中身については「個人用衣類」と書いてありました。

税関当局者が検査のために開封したら、
生きたクモやサソリが300匹も出てきたそうです。

「なかには毒クモも混ざっていたし、
サソリに噛まれそうになった検査員が居たんだよ!」
と怒っています。
日頃お金を抜いている彼らに、
キリストさんのお灸・天罰が下ったんでしょうか。

昆虫収集家宛ての荷物だったらしいのですが、
この荷主を罰則するなんて話はなくて、
押収されたクモやサソリは、
公園・野生動物当局に引き渡されて、
標本として園内に飾られるんですって。

なんでも横取りしちゃうなんて、
さすがはフィリピンですね。

働き者のフィリピン人

2007-10-03 | JJ日誌
最近は外国人を多く目にするようになりましたね。
都会はもちろん郊外の住宅地でも、
普通に外国語が聞こえてきます。


うちの奥さんの職場にも、
アジア系を中心に大勢の外国人が一緒に働いて、
職場のスタッフが多国籍化しています。

同じ部署には三人のフィリピンが居ます。
全員が女性です。


一人目をAさんとしましょう。
彼女の旦那さんは日本人で、
現在二人のお子さんがいますが、
フィリピンの両親に預けていて、
いまは老後に向けて稼いでいるところです。
職場でも、もう10年近いベテランです。
とても人懐こい面倒見の良い性格で、
「あんなお人好しで面倒見の良い人は、あまり居ない」
が奥さんの感想だそうです。


二人目のBさんは上司と喧嘩して一度退職しましたが、
ふたたび戻ってきて、
こちらの部署に配属してもらい1年が経ちました。
フィリピンでも1・2を争う大学を卒業しているインテリだそうで、
卒業後には現地の日系企業に勤め、
そこで日本人と知り合い結婚しましたが、
日本へ帰国後に離婚しちゃいました。
いまは一人で男の子を育てています。
プライドが高いのか負けず嫌いなのか、
配属早々からツンツンしていて、
取っ付き難い性格だそうです。


三人目のCさんは、つい最近採用されました。
とてもにこやかで愛想がよく、
一見だけでは日本人と思う顔立ちです。
日本語を話すのもスムースで日常使う程度の漢字なら、
読むのに苦労しない人です。
入社したてなので詳しくは知りませんが、
旦那さんとは離婚しています。


さて先日この三人が珍しく興奮して、
タガログ語で何か怒っているようでしたので、
うちの奥さんが聞いてみると、

「本当に中国人って無駄話ばかりしていて、
ぜんぜん仕事しないんだから!」
なんですって。

たしかに中国人の仕事っぷりは評判が悪くて、
見張っていないとすぐサボるようです。
それに比べてフィリピン人の彼女たちは、
うちの奥さんが見ても、
日本人に負けないくらいの働き者なんですって。

ちょっとイメージが違いましたね。

そんなによく働く国民なのに、
フィリピン本国は政治や経済の大半を、
華僑に牛耳られてしまったのは、
どうしてなんでしょう。