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日本が南シナ海での中国の主権を犯す場合、中国は措置を講じる 中国外務省

2017-03-16 22:36:56 | 軍事・兵器・訓練演習・自衛隊

日本が南シナ海での中国の主権を犯す場合、中国は措置を講じる 中国外務省

2017年03月16日 19:47  SPUTNIK

日本が南シナ海における中国の主権の侵害や、地域での情勢悪化を試みれば、中国は対抗措置に打って出る。中国外務省の華春瑩報道官が発表した。

華報道官は、「日本は最近、自らの利己的な関心に立脚して、南シナ海での問題に関するトラブルや争論を先鋭化させていた。このような行為は中国国民の強い不満を引きおこした」とした上で、「もし日本がこのように振る舞い続けるか、南シナ海の問題に軍事的手法による介入さえを試み、中国の安全保障と主権を害すか、地域での対立を激化させるならば、中国は断固として対抗措置を取る」と強調した。

ロイターは13日、自衛隊関係者の情報を基に、日本は今年5月、海自最大のヘリコプター搭載護衛艦「いずも」を南シナ海に派遣すると報じた。

先に伝えられたところでは、岸田文雄外相は16日、ティラーソン米国務長官と東京都内で会談し、中国が軍事拠点化を進める南シナ海問題への懸念を共有した。


 

海自最大の護衛艦「いずも」、南シナ海で長期活動へ=関係者

2017年 03月 13日 18:14 JST  REUTERS

3月13日、海上自衛隊が5月から約3カ月間、最新鋭の護衛艦「いずも」(写真)を南シナ海とインド洋に派遣することがわかった。写真は横須賀で2016年12月撮影

[東京 13日 ロイター] - 海上自衛隊が5月から約3カ月間、最新鋭の護衛艦「いずも」を南シナ海とインド洋に派遣することがわかった。長期の航海でいずもの戦力向上を狙うとともに、訓練やフィリピンなどへの寄港を通じ、南シナ海の軍事拠点化を進める中国をけん制する。

 

複数の関係者によると、いずもは5月初めに日本を出港し、同月中旬にシンガポールで行われる国際観艦式と国際共同訓練に参加する。7月中旬に日本・米国・インドがインド洋で実施する共同訓練「マラバール」にも参加する予定だが、それまで日本にいったん帰港せず、南シナ海に約2カ月とどまる。

 

海自はインドネシアのジャカルタ、フィリピンのスービック、スリランカのコロンボへの寄港のほか、南シナ海の米海軍との共同訓練などを調整している。フィリピンではドゥテルテ大統領を艦上に招待することも検討している。

 

海自最大の護衛艦いずもは、2015年3月に就役したばかり。空母のような広い甲板を備え、対潜水艦戦などにヘリコプター9機を同時に投入できる。

 

「(出国から帰国まで)約3カ月間の長期行動をすることで、いずもの早期の戦力化を図る」と関係者の1人は話している。「中国は常に目を光らせるだろう」と同関係者はみている。

 

中国が南シナ海で人工島の造成を進める中、海上交通路(シーレーン)への影響を懸念する日本は、中国と領有権を争うフィリピンやベトナムなどの軍事力向上を支援してきた。同海域での哨戒活動や、米軍の「航行の自由作戦」への参加は見送ってきたが、新たに護衛艦を長期派遣することで、自衛隊の関与を強める。

 

海上幕僚監部の広報室はロイターの問い合わせに対し、「回答を控える」とした。