北朝鮮で脳損傷の米学生が死亡
先週帰国した米国人学生オットー・ワームビア氏が19日午後に死亡した。22歳だった。家族が同日明らかにした。
6日前にワームビア氏の治療を開始していたシンシナティ病院の医師らは、同氏は脳組織が広範にわたり損傷して
おり、反応がないと話していた。
家族は声明で、「オットーは13日遅くにシンシナティに戻った時には、話すことも見ることもできず、話しかけても
反応することができなかった」と述べた。「とても不快そうで、苦悩に近かった。
声は聞かなかったが、1日しないうちに顔色が変わった。安らかな顔だった。帰宅したことがわかったのだと思う」
北朝鮮は2016年1月、バージニア大学の学生だったワームビア氏を平壌の空港で拘束した。同氏は昨年3月の裁判
で、政治宣伝ポスターを汚したとして15年の労働教化刑を言い渡された。