ホン・ジュンピョ氏、朴元大統領の健康異常説提起
「拘束執行停止し、病院移送」を主張。趙源震（チョ・ウォンジン）も「準絶食、命危ない」
検察 「定期食事、健康異常ない」
2017.05.01 01:54 中央日報（朝鮮語）
ソウル拘置所に収監されている朴槿恵元大統領の健康異常説が保守陣営の大統領選挙候補たちを中心に集中し提起されている。
ホン・ジュンピョ自由韓国党候補は30日、ソウルの遊説で「朴元大統領が今拘置所で非常に健康状態が悪い」とし「拘束執行停止して病院に移さなければならにならない。それが大統領選挙のためだ」と主張した。
続いて「検察が民主党ムン・ジェインの顔色を見ている。検察は朴元大統領を病院に送ってとしてほしい」と話した。
チョ・ウォンジンセヌリ党候補も遊説中に「朴元大統領が、準絶食状態で命が危険である。検察は、病院にさえ連れて行かない」と批判した。
朴元大統領の健康異常説は妹のパク・クンリョン（63）前育英財団理事長が初めて主張した。彼女は先月28日、詐欺の疑いで被疑者として検察に出頭した際、「姉は副腎機能低下症を患った。食事もきちんとできず、健康状態がとても良くないという話を聞いた」と涙を流した。
副腎機能低下症は、腎臓の上に位置する副腎から分泌されるホルモンが不足し、貧血・衰弱などの症状を引き起こす病気である。
以来、インターネットコミュニティを中心に「日本のニュースで、朴元大統領が絶食中との報道が出てきた」「ソウル拘置所で救急車が出てきて中に、朴元大統領が乗っていた」などの書き込みが上がってきて、朴元大統領に同情的な層を中心に集中的に広がっている。ホン・ジュンピョ候補が健康異常説を提起した背景だ。
しかし、法務部の関係者は30日、「そのような噂は、すべて事実ではない。朴元大統領が食事を定期的にしており、体重に大きな変化もない」とし「健康状態に異常がない」とした。
ある関係者は、「普段のネットスレニュースがそうであるように、周りの人たちが朴槿恵を心配するスレが「偽ニュース」の形で広がっているようだ」と伝えた。
朴元大統領は、今回の大統領選挙投票を棄権した。
一方、ソウル南部拘置所に収監されているチェスンシル氏は居所投票（郵便投票の）を申請をした。未決拘留者は投票権がある。