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トランプ氏、WHO脱退表明 中国への対抗措置も。/ WHOが財団設立、テドロス氏肝煎りの改革計画の一環

2020-05-30 08:16:10 | 国連・国際機関・機構

トランプ氏、WHO脱退表明 中国への対抗措置も

2020 年 5 月 30 日 05:41 JST   WSJ  By Andrew Restuccia and Kate O’Keefe

トランプ大統領(右)は香港への優遇措置を廃止すると表明した

 

 【ワシントン】ドナルド・トランプ米大統領は29日、世界保健機関(WHO)からの

脱退を表明した。さらに、国家安全保障上のリスクとみなす中国人の入国を停止すると

共に香港に認めてきた優遇措置の一部を撤廃すると述べた。

 

 こうした政策には、香港の統制強化へ向けた中国政府の措置に対抗する狙いもある。

新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)への対応を巡って米中がつばぜり

合いを繰り広げる中、両国関係の緊張が一段と高まる公算が大きい。

 

WHOが財団設立、テドロス氏肝煎りの改革計画の一環

2020年5月28日 15:53 発信地:ジュネーブ/スイス  AFP

スイス・ジュネーブで、新たな財団設立について発表するWHOのテドロス・アダノム・ゲブレイェスス事務局長。WHO提供(2020年5月27日提供)

 

【5月28日 AFP】世界保健機関(WHO)は27日、民間から寄付金を集めるため、「WHO財団

(WHO Foundation)」を設立したと発表した。テドロス・アダノム・ゲブレイェスス

(Tedros Adhanom Ghebreyesus)事務局長はWHO財団について、2017年7月に現職に

就任して以来の長期的改革計画の一環だと説明した。

 

 テドロス氏はWHO財団の設立について、ドナルド・トランプ(Donald Trump)

米大統領が資金拠出を停止すると警告したこととは無関係だと強調。「最近の資金調達

問題とは関係ない」と述べた。

 

 テドロス氏は、「WHOの成功にとっての最大の脅威の一つは、特定の事業に割り

当てられることの多い任意拠出金が予算の80%超を占めるのに対し、加盟各国からより

柔軟な形で支払われる分担金が20%に満たないという事実だ」「寄付の裾野を広げ、

WHOが受け取る資金の金額を増やすと同時にその質を高める――つまり、柔軟性を

高めることが必要なのは明らかだ」と述べた。

 

 WHO財団は、一般市民や個人の大口献金者、WHOの企業パートナーからの寄付を

促すことになる。その目的は、WHOの資金調達をこれまでよりも持続的かつ予測可能

なものとすることだ。新型ウイルス危機が進行中であることを踏まえれば、

WHO財団はまず、緊急対応とパンデミック対応に重点的に取り組むことになるだろう。

スイス・ジュネーブで、新たな財団設立について発表するWHOのテドロス・アダノム・ゲブレイェスス事務局長。WHO

(2020年5月27日提供)。

 

WHOへの拠出額上位12か国(2020年4月16日作成)

 

 


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