「大統領侮辱」と抗議＝米ドラマに比大使館

「大統領侮辱」と抗議＝米ドラマに比大使館

2017年03月07日 20:57　　　AFP

【3月7日 時事通信社】在米フィリピン大使館が、米テレビ局ＣＢＳのドラマにドゥテルテ大統領を侮辱する表現があるとして、ＣＢＳに強く抗議している。６日付で声明を出し明らかにした。

　問題視しているのは連続ドラマ「マダム・セクレタリー」（ティア・レオーニ主演）。型破りな比新大統領が女性米国務長官の身体を触ろうとし、逆に殴られ鼻血を流すシーンがある。１２日に放映が予定されている。

https://twitter.com/cnnphilippines/status/838972441305067520

 

　大使館は声明で、ドラマはフィクションだが最近の出来事を反映していると述べ、描かれた大統領はドゥテルテ氏を念頭にしていると批判。「わが国の大統領を極めて否定的に描くのは、大統領職への尊厳に疑問を投げ掛けるだけでなく、外交政策も侮辱している」と非難し、ＣＢＳに早急に修正するよう求めた。アベリア比大統領報道官も「ＣＢＳは自分の国の大統領を使うべきだ」と述べている。