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朴前大統領に対する人権侵害、国際弁護団が国連に報告へ / クネさまが公判で初めて発言 「政治報復に終止符を」

2017-10-18 15:01:18 | 韓国朴槿恵

朴前大統領に対する人権侵害、国際弁護団が国連に報告へ

2017.10.18 Wed posted at 13:11 JST     CNN

(CNN) 収賄や職権乱用の罪に問われている韓国の前大統領、朴槿恵(パククネ)被告(65)の国際弁護団が、当局の朴被告に

対する「重大な人権侵害」に関する報告書をまとめた。18日に国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)に提出する方針。


朴被告の人権状況に関する報告書は、国際コンサルティング機関MHグループの弁護団がまとめた。CNNが同弁護団から

入手した報告書案によると、朴被告が収監されている監房は汚くて寒く、常に照明が点灯しているため眠ることができないという。


弁護団はこの報告書をOHCHRに提出予定。OHCHRは全加盟国について定期的に人権状況を調査しており、韓国に対する

次回調査までは1カ月を切っている。


朴被告が拘置されているソウル拘置所の広報は、弁護団の訴えを否定し、同被告が非人道的な扱いを受けているとは思わないと

コメントした。


報告書によると、朴被告は慢性的な腰の痛みやひざと肩の関節炎、副腎疾患、栄養不良などの慢性疾患を抱え、

「症状は悪化するばかりで、適切な治療を受けている形跡はない」とされる。


朴被告が床で寝ているという報道にも言及し、ベッドがないために慢性症状が悪化したと主張している。


これに対して拘置所側は、韓国の拘置施設ではベッドは必需品と見なされず、朴被告は折り畳みマットを使っていると説明した。


裁判所は13日に、朴被告の拘置期間の6カ月延長を認めていた。


朴被告は16日にソウル中央地裁で開かれた公判で、数カ月ぶりに公の場で発言した。自身にかけられた罪状については

「法の支配の名を借りた政治的報復」と主張。「この6カ月は恐ろしくみじめだった」と述べ、ソウルの弁護団は絶望のあまり辞任した

と言い添えた。


連合通信によると、韓国検察トップの文武一(ムンムイル)検事総長は17日、政治的報復の犠牲になったとする朴被告の主張を

否定した。


MHグループは、ソウルの弁護団とは別に、国際的な裁判や外交問題を扱っている。過去にはリビアの指導者だった故カダフィ大佐の

息子、サフィ・ガダフィ氏の弁護を担当していた。


MHグループ代表は韓国政府に対し、朴被告の人権が侵害されないことを保障する措置を講じるよう促し、「国連の人権記録が

汚される前に、まだ軌道修正することは可能だ。だが我々は、公正を勝ち取るために、本件を最高レベルにまで持ち込む用意がある」

と強調した。


朴槿恵被告が公判で初めて発言 「政治報復に終止符を」

2017/10/16 12:31   聯合ニュース

出廷する朴槿恵被告=16日、ソウル(聯合ニュース)

【ソウル聯合ニュース】サムスングループからの巨額の収賄罪などに問われている韓国前大統領の朴槿恵(パク・クネ)被告が

16日、ソウル中央地裁で開かれた公判に出席し「さらに勾留が必要だという決定を受け入れ難かった」と述べ、自身の勾留延長を

認めた地裁の判断に遺憾の意を示した。

また「法治の名を借りた政治報復は私で終止符が打たれるよう望む。全ての責任は私に問い、私のことで法廷に立った公職者や

企業家には寛容(な判決)をお願いしたい」と述べた。朴被告が公判の途中で発言するのは初めて。


 朴被告はこの日が勾留期限だったが、地裁は13日、証拠隠滅の恐れがあるなどとして勾留期間を最長6カ月延長する決定を

下した。


 朴被告は冒頭「勾留されて週4回ずつ裁判を受けたこの6カ月間は惨めな時間だった。1人の人に対する信頼が想像さえできな

かった裏切りとして戻ってきて、それにより全ての名誉と人生を失った」と述べた。


 また、サムスン電子副会長の李在鎔(イ・ジェヨン)被告が朴被告や親友の崔順実(チェ・スンシル)被告側への贈賄罪に問われ

公判を受けていることなどを念頭に、「私を信じて国のために献身していた公職者や国の経済のために努力していた企業家が

被告に転落し、裁判を受けているのを見ることは耐え難い苦痛だった」と打ち明けた。

 

 大統領在任中は「ロッテやSKだけでなく、誰からも不正な口利きを頼まれたり、聞き入れたりしたことはない」と断言し、

「裁判の過程で(収賄)疑惑は事実でないことが十分明らかになったと思う」と無罪を主張した。


 朴被告はさらに、勾留延長の決定に「弁護人団も私も無力感を感じざるを得なかった」と述べ、弁護人団が辞意を示したことも

明らかにした。時の政権の影響や世論の圧力をはねのけ憲法と良心に従って裁判を行うというはずだという裁判所への信頼は

「もはや意味がないという結論に達した」とし、「今後の裁判は裁判所の意向に任せる」と述べた。

権力があるときは、不平等、不正、不当ということに気が付かないのですよ。

権力を失った時、初めて身に染みて判る。その時は既に遅く、それを正す力もないのです。