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<日本記者クラブ 党首会談>希望の党の小池百合子代表の期待値に陰り / 朝日・毎日のベテラン記者の噴飯質問

2017-10-09 16:44:52 | マスコミ

希望の党の小池百合子代表の期待値に陰り 横文字のオンパレードで実相糊塗 第三極は「共闘」にすきま風も

2017.10.8 22:33    産経新聞

 与野党8党首による8日の党首討論会で際立ったのは、希望の党の小池百合子代表(東京都知事)の「失速」だった。

リアル、パラダイム、ダイナミック…。空疎な横文字のオンパレードは、にわか仕立ての政党の限界を印象づける。選挙戦は3極が

争う構図だが、野党第一党・民進党をのみ込んだ「第二極」に黄信号がともり始め、「第三極」の共闘もすきま風が吹いている。


横文字連発…具体性欠く

 安倍晋三首相(自民党総裁)と小池氏の直接対決が注目された討論会だが、ふたを開けてみれば、各党からやり玉に挙げられた

小池氏が苦しい釈明を繰り返す場面の連続だった。


 まず矛先が向いたのは、安全保障法制を実質的に容認する希望の党に、安保法制を「違憲」と断じてきた民進党から大量の

前職らが合流している矛盾だ。


 公明党の山口那津男代表が「プラカードまで掲げて反対した民進党から100人を超えて公認を出した」と指摘すると、小池氏は

民進党出身者をこう擁護した。

 

 「野党の立場で『政府を追及する』ということで厳しく対処されてきた」


 与野党の立場が逆転すれば政治的主張も変わる、と公言したに等しい珍説だ。小池氏は「リアルな政治を進めていこうという

ことで(民進党出身者と)一致している」と釈明してみせたが、野合の実相を横文字で糊塗する姿勢は空々しい。


 希望の党が公約に掲げたベーシックインカム(最低所得保障)などの財源を首相から問われた際も、小池氏は「要はパラダイム

(概念)を変えていきましょうということです」。

質疑では財源に関する質問が挙がったが、小池氏は「かなりエッジの効いた提案をさせていただいている」「ベーシックインカムは

実験的な部分もある」といった曖昧な答えを繰り返し、具体的な展望には踏み込まなかった。


 希望の党の首相指名に関する質問にも「選挙の結果を見ながら進めていく」と答えをはぐらかし続けた。

 温度差鮮明…苦笑いも

 

 一方、衆院選での候補すみ分けが進む「第三極」の立憲民主、共産、社民3党も温度差を露見させた。

 「共闘の力で国民的な多数派を作る努力をしたい」

 選挙戦での連携に最も前のめりな共産党の志位和夫委員長は「共闘」という言葉を繰り返し口にした。


 これに対し、立憲民主党の枝野幸男代表は「選挙協力」や「共闘」という表現は一切用いなかった。共産党と政権をともにすることは

ないという立場を堅持する立憲民主党としては、政権選択選挙である衆院選での協力関係がクローズアップされるのは避けたい

ところだ。


 とはいえ、立憲民主党には「民進党の左派色を先鋭化させた政党」(旧民主党閣僚経験者)というイメージがついて回る。

社民党の吉田忠智党首は「左傾化」をこう歓迎してみせた。

 「立憲民主党ができて、だいぶ社民党の政策に近づいたという実感はある」


 「日本流保守」を標榜する枝野氏は首をかしげ、苦笑するほかなかった。

【ノーカット】党首討論会 与野党8党首が激論かわす 日本記者クラブ

 

奢れるメディアは久しからず 朝日・毎日のベテラン記者の噴飯質問に思わず赤面してしまった…

2017.10.8 21:40   産経新聞    阿比留瑠比

8日の日本記者クラブ主催の党首討論会は、会場にいて赤面する思いだった。学校法人「加計学園」をめぐるベテラン記者

(記者クラブ企画委員)らの質問があまりに噴飯もので、聞くに堪えなかったからだ。例えばこんなやりとりがあった。

 

 安倍晋三首相「朝日新聞は(獣医学部新設の審査に一点の曇りもないと証言する)八田達夫・国家戦略特区諮問会議議員の

報道はしていない」


 朝日新聞・坪井ゆづる論説委員「しています」


 安倍首相「ほとんどしていない。ほんのちょっとですよ。アリバイづくりでしかない。加戸守行・前愛媛県知事が(7月10日の国会で

ゆがめられていた行政が正されたと)証言した次の日は全く報道していない」


 坪井氏「しています」


 安倍首相「本当に胸を張って(報道を)しているということができますか」


 坪井氏「できます」

 

 会場から笑い声が漏れる中、坪井氏はあくまで、社の論調と異なる加戸氏らの意見もきちんと報道していると言い張っていた。

安倍首相も苦笑を浮かべつつ、国民に新聞のファクト・チェックをするよう求めるにとどめていたが、実際はどうだったか。


 7月11日付の朝日新聞と毎日新聞の朝刊は、加計学園誘致を進めた当事者である加戸氏の証言について、一般記事中で一行も

取り上げず、審査の詳報の中でごく短く触れただけだった。


 朝日がいかに「(首相官邸サイドに)行政がゆがめられた」との前川喜平・前文部科学事務次官の言葉を偏重し、一方で前川氏に

反論した加戸氏らの証言は軽視してきたかはもはや周知の事実である。

それなのに、どうして胸が張れるのか全く理解できない。


 また、毎日新聞の倉重篤郎専門編集委員の安倍首相の返答をさえぎりながらの傲岸不遜で稚拙な質問も、テレビ視聴者らに

不快感を与えたのではないか。


 「あなたのお友達が、獣医学部の新設を認められたこと、行政的な厚遇を受けたことについてあなたは何のアレもないんですか。

反省もないんですか。問題も感じないんですか」


 加計学園の理事長が、安倍首相の友人であることで行政的な厚遇を受けたといつ証明されたのか。ここ数カ月の不毛な議論や

報道を振り返っても、そんな「事実」は見当たらない。

 

 しかも、倉重氏は質問の中で「安倍さんが関与したかしないかは分かりません」と認めている。事実の裏付けもなく相手に問題が

あると仮定の上に仮定を重ねて決め付け、反省を強いるのが記者の仕事だと思われたらかなわない。

 

 常日頃、安倍政権の「おごり」を糾弾しているマスメディア側のほうが、よほどおごっているのではないかと感じる寒々しい光景だった。


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加計問題、なぜか報道されない「当事者」前愛媛県知事の発言全容


加戸vs前川 「前川の精神構造を疑う」「加戸先輩が捏造するとは思わないから誤解だ」 文科省の先輩と後輩の対決再び

2017.7.25 22:59   産経新聞

参院予算委員会の集中審議に臨む参考人の加戸守行前愛媛県知事(左)と前川喜平前文部科学事務次官=25日午前、参院第1委員会室


学校法人「加計学園」をめぐる25日の参院予算委員会で、愛媛県今治市への獣医学部誘致に尽力した加戸守行前愛媛県知事と政府の

決定過程を批判している前川喜平前文部科学事務次官が再び直接対決した。旧文部省OBの加戸氏は、後輩の前川氏について

「テレビ取材に虚構の話をした」と批判し「想像を事実のように話している。精神構造を疑う」とまで述べた。

 

 加戸氏の説明によると、取材は、加計問題について前川氏に事前に行ったインタビュー映像を加戸氏に見せながら見解を問う形式で

行われた。この中で、平成25年1月に創設された教育再生実行会議の委員に加戸氏がなった理由について、前川氏は「安倍首相が

加戸氏に加計学園の獣医学部設置を教育再生実行会議の場で発言してもらうために頼まれた」と発言していた。

加戸氏が「そんなはずはない」と笑い飛ばしたため、前川氏の発言を含め報じられることはなかったという。


 実行会議の議事録によると、加戸氏は25年5月と10月の会合で四国での獣医学部新設を要請したが、加戸氏は「表門からは入れない

から」と苦肉の策として発言したと説明している。


 加戸氏は25日の参院予算委で「(前川氏は)そこまで想像をたくましくして物を言うのか。安倍首相をたたくために全国に流れるテレビの

取材に応じ、私の取材ができなければ、生で流れていたかもしれない。自分の後輩ながら精神構造を疑った」と振り返った。

 さらに「私は前川氏を買っているが、なぜ虚構をテレビで話すのか。その後も想像が全て事実であるかのごとく発言をしている。

それが国民をそういう方向に持っていくことになると危惧している」と批判した。

 

 前川氏は、28年9月に和泉洋人首相補佐官と面会した際に「総理は自分の口からは言えないから、私が代わって言う」と伝えられて

獣医学部新設を進めるよう指示されたと主張し、「加計ありき」の根拠としている。

 ただ、和泉氏が答弁で否定するなど、逆に「(前川氏の)思い込み」(自民党・青山繁晴氏)との追及を受けた。加戸氏の発言が事実なら、

一連の前川氏の発言の信憑性が揺らぐことになる。


 前川氏は「『総理に頼まれてその発言をした』と言った覚えはない。加戸先輩が事実を捏造するとは思わないから、誤解だ。

チェックしていただければ分かる」と否定した。