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オバマ氏、フィリピン大統領との会談中止 母親を「売春婦」と

2016-09-07 00:31:13 | フィリピン

オバマ氏、フィリピン大統領との会談中止 母親を「売春婦」と

2016.9.6.11:00 ロイター

東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議のためラオスを訪れたドゥテルテ氏


オバマ米大統領は6日、ラオスで予定されていたフィリピンのドゥテルテ新大統 領との会談を中止した。ドゥテルテ氏はオバマ氏を「売春婦の息子」と罵倒していた。両大統領はラオスの首都ビエンチャンで開かれる東南アジア諸国連合 (ASEAN)首脳会議を機に、会談する予定だった。

米国家安全保障会議(NSC)のプライス報道官は、オバマ氏は代わりに韓国の朴槿恵大統領と会談すると明らかにした。オバマ氏は中国・杭州で開かれていた20カ国・地域(G20)首脳会議に出席した後、5日にラオス入りした。

オバマ氏は当初、ドゥテルテ氏が遂行している強硬な麻薬取締、とくに密売人の殺害奨励について取り上げるつもりだと話していた。

これに対してドゥテルテ氏は、ラオスへ発つ前にマニラで、もしオバマ氏がその話題に触れたら「売春婦の息子め、その場所で罵倒してやる」と発言した。

ドゥテルテ氏はその上で、「麻薬との戦いは続く。大勢が死ぬし、最後の売人が町からいなくなるまでたくさんの人間が殺される。最後の麻薬製造業者が殺されるまで続ける」と強調した。

今年6月に就任して以来、フィリピンでは麻薬密売や利用が疑われる2400人が殺害されている。

ラオス・ビエンチャンに到着したオバマ氏

ドゥテルテ氏はさらに、オバマ氏は自分を見下さない方がいいと発言。「もし俺にそんなことをしたら、お互い豚みたいに泥の中をはいまわることになる」と述べた。

こうした発言に対してオバマ氏は、ドゥテルテ氏は「面白い人だ」と反応し、「互いに建設的で生産的な会話ができるタイミングかどうか」検討するようスタッフに指示したと話した。

これに対してNSCのプライス報道官は、今はそういうタイミングではないと示唆。「代わりに午後に、韓国の朴大統領と会談する」と発表した。

今回のアジア歴訪は、オバマ氏にとって大統領として最後になる予定。杭州に到着した際には、他の首脳到着と異なりタラップに赤じゅうたんが敷かれていなかったことが話題となった。

ドゥテルテ大統領の強硬な麻薬取締については、国連がたびたび、人権侵害だと警告。8月には、国連の人権専門家たちがドゥテルテ氏の取り締まり政策について、「暴力と殺人の扇動に相当し、国際法違反の犯罪だ」と批判した。

カトリック教会も、ドゥテルテ氏を批判している。フィリピンではカトリック信者が国民の大半を占める。


その後

 

フィリピン大統領、オバマ米大統領への発言で遺憾表明

2016.09.06 Tue posted at 17:11 JST CNN

ビエンチャン(CNN) オバマ米大統領がドゥテルテ・フィリピン大統領の暴言を受け、同大統領との首脳会談を中止すると発表した問題

で、ドゥテルテ大統領は6日、声明で遺憾の意を表明した。

ドゥテルテ氏は声明で、自身の発言が「米大統領に対する個人攻撃のように受け取られた」のは残念だと表明。

「国ごとの優先事項や認識の違いが打開される時を待ち望んでいる」と述べた。

6日にラオスで予定されていた首脳会談については「双方の合意により延期された」としている。

オバマ大統領はこれまでフィリピンとの関係を重視し、任期の2期目にはフィリピンを2回訪問。

同国に米軍を事実上再駐留させる協定も結んでいる。

しかし、ドゥテルテ政権による強硬な麻薬犯罪の摘発に対しては懐疑的な見方を示し、首脳会談で取り上げる構えを示していた。

ドゥテルテ氏は5日の演説でこれに強く反発し、侮辱的な俗語でオバマ氏を罵倒した。

ホワイトハウスは同日午後に首脳会談の中止を発表していた。



国家の指導者の国内外での言動、行動は世界に発信されることを覚悟しているはずです。

今回のオバマ大統領に対しての言動はかなり行き過ぎで、同盟国である大統領に発する言葉ではない。

会談をドタキャンするなんてかなり怒っていますよ。トランプ氏だったら即、断交となりそうな位の失言です。

ドゥテルテ大統領は国際社会での経験がないため国際人としての品格がないですね。

失言が安全保障に関わるかもしれないということ

国際社会のマナーやセンスを磨かないと、大きなしっぺ返しを受ける可能性を理解するべきです。


言ってる事は正しいですが危ない発言もう1つ。

比大統領、中国に「落とし前をつける」と警告 南シナ海問題

2016年08月24日 23:27 発信地:マニラ/フィリピン AFP

フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)大統領は24日、南シナ海(South China Sea)の領有権争いで解決がみられなければ、いずれ中国と「落とし前」をつける時が来るだろうと警告した。

  オランダ・ハーグ(Hague)にある常設仲裁裁判所(PCA)は先月、南シナ海をめぐる中国の主張の大半には法的根拠がないとの判決を下した。この判決は、訴えを起こしたフィリピン側の圧倒的勝利とみられた。

 ドゥテルテ大統領はこれまで、攻撃的な対応で中国を怒らせたくないとの考えを繰り返し示し、緊張緩和のために特使を派遣していたが、24日には中国との対立も辞さない姿勢を示した。

 ドゥテルテ大統領は軍基地で兵士たちを前に演説し、「今は、判決についてわめき散らすことはしない。だがいずれ、このことについてわれわれが何らかの落とし前をつけなければならない時が来るだろう」と語った。

  中国側は、仲裁判決を無視する方針を明言している。

  ドゥテルテ大統領は「中国は本当の望みを明らかにするべきだ。望むと望まないにかかわらず、中国はフィリピンのみならずここ東南アジアの全ての国によって、仲裁判決の順守を要求されることになるからだ」と述べた。

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