歯科医物語

歯科医、現在 休養中、「木偶庵」庵主、メインサイト http://www.jiro-taniguchi-fan.com/

障害のある子をわが子に 特別養子縁組で育む家族の姿

2021-03-10 00:19:02 | ☆メディア(本・映画・Web・音楽など)
障害のある子をわが子に 特別養子縁組で育む家族の姿 生まれて良かったというメッセージを
3/9(火) 20:10配信
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千恵子さんには疾患があったことから2人は結婚と同時に特別養子縁組を選択
岡田さん夫妻が結婚したのは今から6年前。 良太さん35歳、千恵子さん39歳の時でした。 千恵子さんには婦人科系の疾患があったことから、2人は結婚と同時に特別養子縁組を選択しました。
岡田さん夫妻は障害のある子どもを受け入れる事に何の抵抗もありませんでした
体重2880gで生まれた琴寧ちゃん。 実の両親は琴寧ちゃん誕生を心から喜んだと言います。 しかしその喜びもつかの間、琴寧ちゃんは呼吸不全となり集中治療室に入ることに。 そして、ダウン症であると診断されました。 (千恵子さん)「私たちが障害のある子どもを受け入れる事に何の抵抗もないと思っていたから、余計に障害があることで手放そうと決断した人たちの気持ちはやっぱりわからないんですよね。でもお父さん、お母さんの苦悩はすごかっただろう なと」
この日は、障害のある子どもたちのリハビリ施設に行く日です
この日は、障害のある子どもたちのリハビリ施設に行く日です。 (記者)「障害のある子を育て、家庭を持たせてあげる意義は大きいですよね?」 (千恵子さん)「障害があることが家庭に恵まれない原因になってはいけないと思っていたので、障害がある子だから受け入れませんという選択は私にはなくて、もともと夫婦でそうやって話し合ってたので、その機会が私たちに与えられたんだったら歓迎して受け入れようって」 看護師として病気や障害のある子ども達をたくさん診てきた千恵子さん。 琴寧ちゃんを家族として迎えることに迷いはありませんでした。
「療育」は遊びを通して筋肉や言葉の発達を促します
琴寧ちゃんは、週に1回のリハビリに通っています。 ダウン症は個人差はありますが、筋力の弱さや言語発達の遅れがあると言われています。 遊びを通して、筋肉や言葉の発達を促す「療育」は、琴寧ちゃんにとってとても重要なものです。 (千恵子さん)「ここに来て毎週、週ごとに馴染んでいってるなって感じがする。やっぱそれって成長なんやなって。」
手紙には実母の葛藤がつづられていました
琴寧ちゃんの実の両親が、岡田さん夫妻と琴寧ちゃんに宛てた手紙があります。 千恵子さんが、琴寧ちゃんを初めて腕に抱いたその日、一緒に添えられていました。 (千恵子さん)「障害のある子どもを受け入れてくれて本当にありがとうと。大切におなかの中で育てていましたということと、ダウン症があるとわかってから、この子を娘として受け入れることができなかったという心の葛藤もつづられています」

琴寧ちゃんの実の母から琴寧ちゃんへの手紙も添えられていました。 (千恵子さん)「琴寧にもよく読んで聞かせたりするんですけど」 (千恵子さんが手紙を読み上げる)「こんにちは、私は琴寧を産んだママです。元気にしていますか?きっとお父さんお母さんと仲良く暮らしていることと思います。まず最初に琴寧に謝らなくてはいけません。琴寧と一緒にいて幸せにしてあげられなくて本当にごめんなさい。私は琴寧を幸せにしてあげられる力がありませんでした。でも琴寧はみんなに望まれた愛される子であるということをどうしても琴寧に伝えたいってことが書いてあります。」 (記者)「最後はどんな言葉で締めくくっているのですか? 」 (千恵子さんが手紙を読み上げる)「琴寧を産むことができて、琴寧に出会えて私は本当に幸せでした。琴寧の幸せを祈っています。ママよりって・・・」 (千恵子さん)「なんか本当はやっぱりお母さん育てたかったやろなとか、本当はお父さん、お母さんの元で暮らせたら本当によかったのにねとすごく思うんですよ、本当はね・・・。だから育てることができなかったお父さん、お母さんの思いをちゃんと私たちは引き継いで育ててあげたいなと思います」
「琴寧」という名前は生みの親が付けました

琴の音色のような優しい女の子にという願いが込められた「琴寧」という名前は、生みの親がつけたものです。 娘への最初で最後のプレゼントでした。 (良太さん)「すくすく育ってくださいね。元気に育ってね」
大和君はたくさんの愛情に包まれ元気に過ごしています

大和君も、松原さん一家のたくさんの愛情に包まれ、元気に過ごしています。 成長はゆっくりですが、家族はそれを温かく見守っています。 (松原さん)「自分で障害があったり、病気であったりということを選んだわけでもないですし、ましてそれが価値のないことであるとか、全くないわけで、ひとつの尊い命なので・・・。一緒に生活していく中で家族は形成されていく。子どもたちにとって豊かな社会を作っていけたらいいと思うので、1歩踏み出してほしいと思います。」



 
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