自律神経活性療法(ゆどう術)の
薬を使わない富永しゅうかんです。
3か月以上続くのは自律神経が原因。
自律神経に起因する内容を書いてゆきます。
詳細に関してはメールにて。迅速返信します。
毎月講習会を開催しています。
こんにちは,
▼登校拒否 ケースー まったく喋らない子
施療十回目くらいのとき、うなずきながら
ハイ」とか「イイエ」とかいう声が出るよう
になった。それ以来、母親だけには家でもち
ょこちょこと喋るようになってきた十五回目
くらいになると、Y君は自分が考えているこ
とを母親に話すようになっ
登校拒否・出勤不能…164
前日より本文20頁
へ行くパイプの中には、池本体の成分が入っ
ている仕組みである。たとえば、このパイプ
を足で踏みつけたとする。たちまち大きな池
の方にブカン、プカンと振動が伝わって池の
水が揺れ動く。末端の小さい池にも振動が伝
わって、その小さな水溜りにも波紋が立つこ
とになる。この仕組みを医療的に利用して、
池である神経の細胞の中及び働き具合、栄養
状態など、多くの機能を活発化して、神経を
正常に導いていく治療の方法が、自律神経活
性療法の原理である。神経の細胞の基幹であ
る池、それを繋ぐビニールパイプ及び末端に
ある小さな池、これらの中にはつねに大きな
池の成分が行ったり来たりして循環をしてい
る。(原形質流動)そのために、このビニー
ルのパイプと表現したのも単なる糸状のもの
ではない。また、針金のようなものでもない。
小さな繊細な管状のものであり、この中を神
経の原形質、 つまり成分が通っている。
われわれの体の中に張りめぐらされている神
経、微細な神経の筋が何千万本も集合して、
直径一ミリ、あるいは太いもので二〜三ミリ
の肉眼で見ることのできる白い筋となってい
る。自律神経の細胞の集団は主として、体の
背骨の内側、胸から腹部にかけて点々と数珠
を繋い
21頁
だように右・左に存在している。そして、こ
れの基幹が脳の中心部に視床下部という自律
神経の中枢部があり、ここに接続されている。
また一部は脊髄の中の自律神経細胞に接続さ
れている。われわれの体は、寝ている時と起
きている時では心臓の鼓動や呼吸、体温は全
く違っている。また、駆け出した時には足の
筋肉が強く収縮運動をする。それに連動して
心臓も速く動くし、呼吸も速くなる。そして
走ってる時には倒れないように、日に視覚神
経を集中して周囲の状況をとらえる。
これらを連動させているのが背骨の両脇にあ
る交感神経幹という部分で、脊髄や脳とつな
がっている。これを小さく分けてみると、前
述したところの池に注ぎ込む小さな溝、樹状
突起、これが絡み合い連絡しているために足
の筋肉が収縮し、駆けだした行為に連動して
心臓や呼吸、脳の働き、手・足、汗など、い
ろいろなものが総合して走るという行為がス
ムーズに行なわれるよう視床下部で秩序よく
統御し支援するわけである。
生命維持装置の大もとである延髄には、体の
すべての臓器・器官を動かしている中枢部分
があり、この部位を取り除いたならば人間は
即死してしまう重要な機能を担っている。
・・・次回へ続く・・・
富永修侃(しゅうかん)著書
・よくわかる自律神経失調症
・退院後のリハビリの実際
(楠葉図書館音声テキスト採用)
他11冊
薬を使わない自律神経活性療法(ゆどう術)で回復します。