◆南海トラフ警戒解除
宮崎県沖の日向灘を震源に8日発生したマグニチュード(M)7・1の地震から15日で1週間
「プレート境界に異変を示すデータはない」として内閣府は『巨大地震注意』を解除した
で、
強震度の地震が起きた場合は「1週間程度は同規模の地震に注意」と常々訴えていたのと
同じなんだよね・・・
大切なことは
地震への備えを再チェックするだけに留め、
日常生活や既に決めた予定を変更することはないが
→緊急連絡先・連絡方法の確認
避難場所、避難経路の確認
非常持ち出し袋等の中身の確認等
非常食、飲料のストック確認
窓ガラス片等の危険散乱物に対する室内履き確保
常備薬のストック確認etc.
の基本事項は確実に実施しておきたいですね
で、ニッチな知識を少しだけ・・・
◆石英管式ひずみ計:地盤の伸縮歪の変化を観測する装置
ひずみは縮み(伸び)を比率で表したものなので単位はない
→“無名数”扱い
で、
『この数値はひずみですよ』ということを知らせるために○○ST(strainの略)
ひずみは非常に小さな値を示すのでμ(マイクロ 1×10-6)をつけてμSTで表す
上の図でLを100m、Xを1μm伸びたとすると1μm/100m=0.000000001=0.001μST
→0.001マイクロストレインと読みます・・・
strain:動詞 他動詞:〈綱などを〉(ぴんと)張る,引っぱる
名詞: 張り,張っている状態; 張る力
こんな意味なんですね(系統とか種族とかの意味もあるけれど無視で良いかも)
体積ひずみ計もあるようなのだが、よく知らない・・・
それと、海底地震計がコレ
海底で連続1年間以上の地震観測ができる地震計で東京大学地震研究所で開発された
橙色に塗装されたチタン合金製耐圧殻内に、地震計センサーと超低消費電力の
記録装置、そしてそれらを1年間以上駆動させるためのリチウム1次電池を収容
面白いのは、海底への設置は、地震計本体に重りを取り付け、海面から自由落下させ
ることにより海底面に設置
引き上げる時(計測終了時)は、重りを切り離すことで浮力がある地震計本体を海面
まで浮上させ、地震観測データを回収する原初的な仕組みなんですね
☆最大運用深度は6000m‼‼‼
しっかりと耐圧殻に東京大学の所有物で所在地等が書いてあるのが面白いよね
深度のイメージ図は以下の通り
日頃から、地震が起こってガラス等が散乱することが容易に考えられるので
最低でも(ガラスの産卵には耐えられる)室内履きを準備しておきたいよね
さて、どうなることやら・・・