人生≪拒止≫したくないのよね

常歩(なみあし)で行くことにしよう…
競馬中心からの脱却を4角過ぎの直線でネ
10年目に突入…

ガンマ線バーストも観測されていた!?

2016年02月21日 | 理科学系(復習も兼...
重力波とほぼ同時にガンマ線バーストも観測されていたんだって!!

重力波観測の0.4秒後、アメリカや日本などが運営する天体観測衛
星「フェルミ」天体観測衛星「フェルミ」が、「ガンマ線バースト」
という現象を捉えていたことが分かった。(NHK_NEWSweb18日)

「フェルミ」って2008年6月に「GLAST」と銘打って打ち上げら
れ、試験を経て【フェルミ・ガンマ線天文衛星】って8月に改名され
ていたんだよね
「GLAST」ってGamma-ray Large Area Space Telescope から来ていた
んじゃなかったかな。
で、フェルミってイタリアの物理学者Enrico Fermiから命名したような
記憶があるのだが…(記憶違いかも)

ここで、マトメておこうかな
・ガンマ線
 X線よりさらにエネルギーの高い電磁波
・ガンマ線バースト
 電磁波の一種であるガンマ線が大量に放出される「宇宙最大の爆発」
 のこと
・ガンマ線バーストの観測
 宇宙から飛んでくるガンマ線は地球の大気によって遮られるため、
 大気圏外でしか観測することができない
 ガンマ線の放出はジェットの方向に細く絞られており、観測装置が
 たまたまそのジェットの方向にいる時だけ、ガンマ線バーストとし
 て観測される(ロングGRB)
 (メモ:ブラックホールの円盤状に対し垂直に吹き出している)
・ガンマ線バーストには名前が付けられる
 略称の「GRB」に、発生時刻の西暦下2桁、月、日の6桁の数値で決
 まる。同日に複数のガンマ線バーストがあった場合は、A、B、C…と
 いう順にアルファベットが付けられる
 例:1967年7月2日の3番目に発生したガンマ線バーストは
   「GRB 670702C」
・ガンマ線バーストの発見
 米ソ冷戦下におけるアメリカの核実験監視衛星ヴェラによって発見
 された(1967_07_02)
 →ヴェラ(Vela)核兵器の爆発実験により放出される放射線を検出
  する目的で作られた衛星(1975年までに12機打ち上げられた)
  →どこかの国が核実験をしたために起きたものだと考えられた
 発生源が不明のガンマ線のバーストを検出することがあった
  →1973年にアメリカのロスアラモス国立研究所の研究者が、この
   ヴェラのデータから、これらのバーストが太陽系外からやって
   きていることを突き止めた
・ガンマ線バースト観測の急進
 1991年4月にアメリカ航空宇宙局はコンプトン観測衛星を打ち上げ、
 搭載された観測装置の Burst And TransientSourceExperiment
 (BATSE) はガンマ線バーストを検出し、その天球上の位置を十分な
 精度で決定することに成功
・ガンマ線バーストは2種類
 BATSEによって、ガンマ線バーストには少なくとも2種類、硬ガン
 マ線バーストと軟ガンマ線リピーターが存在することがわかった
  →継続時間の短いもの(ショートGRB)は未解明…
   硬ガンマ線バースト:スペクトルが硬く(※1)、メガ電子ボル
             ト近辺をピークとして放射が起きる
   軟ガンマ線リピーター:軟ガンマ線リピーターはマグネター天体
              とされ、10^15ガウスというとてつもな
              い磁場を持った中性子星の候補天体
              もしかしたら、ショートGRBの一部は、
              こうした近傍銀河に存在するマグネター
              天体(※2)の巨大フレア??
  →継続時間の長いもの(ロングGRB)は超新星爆発と関連しているこ
   とが明らかになってる(超新星爆発の結果、ブラクホールになる)

※1スペクトルが硬く
波長の分布の状態をスペクトルという。この場合、電磁スペクトルのこ
とで、存在し得る、すべての電磁波の周波数(波長)帯域のこと
電磁スペクトルの周波数は、超低周波(長波長側)からガンマ線(短波
長側)にわたって広がっており、その規模は数千Kmの長さから原子の
幅をも下回る長さまで無限にわたっている
物質を透過しやすいガンマ線を「硬ガンマ線」
物質を透過しにくいガンマ線を「軟ガンマ線」

※2マグネター天体
中性子星の一種で、わずかスプーン1杯の量で10億トンもの質量を持つ
超高密度の天体で「マグネター」と呼ばれる。マグネターの磁場は地球の
数百万倍にも上る。また天体外層での突然変化で大量のガンマ線を放出す
ることがある。中性子星は、大質量の恒星が自らの重力により崩壊して超
新星爆発した後に起きうる帰結は2種類
→ブラックホールとマグネター

重力波を観測でき、ガンマ線バーストもほぼ同時観測したってことは…
ガンマ線バーストの発生源は、数十億光年もの遠方だと言われている。気
の遠くなる場所で起る現象にも関わらず、地球でも観測できるということ
は想像を絶する大爆ということ
十数億年の宇宙の姿を見ているってことなんですね!!
ということは、ガンマ線バーストによって宇宙の起源が解明できると期待
したいですね

ピヨピヨの若かった頃…
恒星とか準恒星、準恒星電波源とかを光学望遠鏡で覗いたことが…
→Quasrとか言っていたな(点光源の天体って認識だった…)
 →New General Catalogue:NGC、メシエカタログ  
  →M78星雲…ウルトラマン!!

電波、X線を発生する天体は電波望遠鏡で探索したことも…
→Pulsar(巨大なパラボラアンテナみたいなやつで…)
 →ケンブリッジ電波源カタログ

星の終焉は白色矮星、中性子星、ブラックホール
→マグネターって概念はなかったなぁ…

如何にしてデカい口径の鏡を作るか…
如何にして大気の揺らぎを少なくするか…
如何にして微弱な電波を捉えるか…

New General Catalogue:NGC・・・


電波も光の仲間なので、昔も今も実行していることは同じなんだろうけれど…

ここ30年くらいの宇宙観測の技術ってすっごく進歩していたんだねぇ!!
→日本もロケットを安定的に打ち上げられるようになり、衛星を放出できる
 まで技術が発達したってことを物理的に感じることができる…
生きている間にどの位の宇宙の謎が解明されてくるのか楽しみになってきた…

さて、どうなることやら・・・
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重力波検知できたって?!

2016年02月12日 | 理科学系(復習も兼...
重力波が検知できたかも?!ってNet上で騒がしくなっている…

100年前にアインシュタインが「重力の根源は時空の歪にある」っ
て考えてた相対性理論が証明されたってことなんでしょうね?…
水面の波紋、音波(空気振動)も波として伝搬するけれど、重力波って、
時空そのものが波打って伝搬するっていう??波のことだっけ…
→質量が存在すれば時空がゆがむ。それが重力であり、質量が激しく運
 動すると、時空の歪は時間的に変動し波となって伝わる…
 なんのこと??ってイメージできないよね… 
こんなことを100年前に論理立ていたんですね。

少し整理しておいた方がよさそうな話題なので、マトメておこうかな

自然界にある力は4種類(基本相互作用)
・天体間の力(質量)→重力
 →我々を地球につなぎとめている力
  地球を太陽につなぎとめている力
  太陽を銀河系につなぎとめている力
・原子間の力(電荷)→電磁力
 →電荷を持つ粒子間で働く
  フレミングの左手の法則
  磁石
・原子核の安定(色荷)→強い力
 →色を持つ粒子間に働く
  電子は-、陽子は+なので、電子と陽子がくっついて原子になっている
  のは電磁力
  陽子同士は+なので、反発、中性子は電気を電磁力的には、引き合いも
  しないし反発もしない
  →バラバラにならないのは電磁力より強い力で陽子中性子と結びつけて
   いるから
   クォークを結合させ、陽子や中性子、中間子などを作る力
・中性子のβ崩壊(弱荷)→弱い力
 →弱価を持つ粒子間に働く
  β崩壊:中性子が陽子に変身する現象。この時、β線という放射線を出す
  β線は、高速で飛ぶ電子
  中性子はアップクォーク1個とダウンクォーク2個
  陽子はアップクォーク2個とダウンクォーク1個
  β崩壊はダウンクォークがアップクォークに変わる現象のこと
  →粒子の種類を変える力

力(波)を伝える物(粒子)も整理してっと
→ゲージ粒子
・重力→重力子G(グラビトン)
・電磁力→光子Y(フォトン)
・弱い力→弱中間子W+、W-、Z(ウィークボソン)
・強い力→膠着子g(グルーオン)

こうやって整理してみると
重力、電磁力、強い力は、何らかの粒子を引っ張ったり遠ざけたりする力
弱い力はチョット3つと違う
で、重力波が検知できた?ということは
ブラックホールや中性子星、光を出さない物体を地球から観測できる希望
が出てきた
→ブラックホール、中性子星のように、全てのものを吸収してしまう物体、
 X線等観測できる情報を送出しない物体の観測も地球からできるって事…
 →重力波で観測が可能になる!!
  重力波で暗い宇宙を見られるようになるので、宇宙の正体をもっと探究
  できるってことなのだろうねぇ…
素粒子…ニュートリノ…レプトン/ボソン(フェルミ粒子)、クォーク…
頭が痛くなってきた、このくらいにしておこう…

でさぁ…
世界の干渉計型検出器って
1. GEO600, Germany & Great Britain L=600m
2. VIRGO, Italy & France L=3km
3. TAMA300, Japan L=300m
4. LIGO, USA L=2km (Hanford1) L=4km (Hanford2)
5. LIGO, USA L=4km (Livingston)
 (2005年の施設情報だけどネ)
多分、5をアップグレードして感度が3倍になったAdvanced LIGOで検知し
たらしいのだが、日本のTAMA300はどうなっているの?
→ニコン製の「重力波検出装置の鏡と懸架装置」が上野の国立科学博物館
 に展示してあって(10年くらい前に)見たような記憶があるのだが
 →平日の人の少ないときに見に行くかな…

…そうかKAGURAか、
2015年のノーベル物理学賞(ニュートリノ振動で)をもらった梶田隆章
教授ってKAGURAプロジェクトの研究代表者だっけ…

さて、今後どうなることやら・・・
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