(ガス器具の改造は自己責任で行ってください。事故が起きても一切責任はとれません。)
前回に引き続き、新たに自作したカセットガスアダプターの作り方についてです。
完成品がこちら↓

重量わずか55gと超軽量でコンパクト。
低重心で安定性も高いので、前室での調理には最適かもしれません。
ベースにしたのは、イワタニプリムスの「P-CH(primus-cassette holder)」です。
http://www.iwatani-primus.co.jp/products/primus/18.html

重量が55gというのは、赤いキャップまでを含めたアダプタ本体と、カセットガススタビライザ(緑色)の合計重量です。
改造のベースであるP-CH自体がそもそも29gなので、追加重量でいえばたったの26g。
もちろん、これまでどおりアウトドア用のガス缶も使うことができます。

__________________________________________
では、いよいよ作り方について。
必要な材料は、
●内径3mmシリコンチューブ 30cmほど (60円)
●内径4mmシリコンチューブ 10cmほど (30円)
●外径4mm銅パイプ 2cm (他のもので代用可)
●いらないボールペン(オーソドックスな芯が細いタイプで、中にバネが入っているノック式のもの)
●細い針金
●P-CH (800円)
●空のアウトドア用ガス缶
●M1.7 or M2規格のねじ 長さ1~2cm程度のもので4本
●適度な硬さのプラスチック板
●内径1cmほどのワッシャー
あると便利な道具は、
○ピンバイス
○精密ドライバ
○やすり
○パイプカッター
○金ノコ
まず、アウトドア用ガス缶の頭を取り出しましょう。
穴をあけガスを完全に抜いてから、金切バサミなどで。
フチはやすりで削って滑らかにしておきます。
裏側からの図ですが、中に銀色のばねが見えます
バネが小豆色の部品を押し上げることによって密栓されているようです
ベースであるP-CHに、チューブを通す穴をあけます。
チューブの外径より多少小さくても大丈夫。
また、ネジで固定するための下穴を4つ開けておきます。
穴はネジに対して、きつ過ぎず、緩すぎず。

つづいて、ガス缶の頭に、用意したネジが通る大きさに穴を4つあけます。
また、4mmのチューブの先端を、5mm程の重なりができるように折り返し、シリコングリスを塗布して黒い部分にかぶせます。
奥までしっかり押し込むように。

このようにしているのは、Aの部分だけ塞いでも、Bの部分からガスが漏れてしまうからです。

これに、下図のように加工したワッシャーを通します。
ネジと重なる部分には金ノコで溝をつけています。
中心の穴は、シリコンチューブの折り返した部分を押さえつけられるようなギリギリの大きさに、やすりで削りました。

チューブをP-CHに通し、ネジでしっかり固定します。

ワッシャーがP-CHのフチに押し付けられることで、ワッシャーがシリコンチューブの折り返した部分を圧迫するわけです。

僕は今回、1.7Mの規格のネジを使いましたが、下穴が小さく、ネジも少し長めのものを選んだせいか、ネジ山をなめてしまいましたOTL
2Mのネジの方がオススメできると思います。
このとき、チューブが潰れてガスの流通が妨げられることを防ぐため、
ライターでL字に曲げたボールペンの芯を、チューブ内に留置しておくとよいでしょう。

4mmのチューブはカセットガスの噴出ノズルには緩いので、3mmのチューブと継ぎます。
短く切った銅パイプ(他のもので代用可)に3mmチューブをかぶせ、それにさらに4mmチューブをかぶせる。
上から針金でしっかり固定します。

チューブ内の残留ガスを少なくするため、またちょっとでも軽量化するためには、4mmのチューブを短くした方がよいでしょう。
3mmチューブの長さはお好みで。
3mmチューブとカセットガスの接続部分については、前回記事を参照してください。
→カセットガスアダプター製作記(KOVEA改)
さて、カセットガスは、切り欠きがある部分が必ず上になるように使用しなければいけません。
ガス缶が転がってしまうと、液ガスが噴き出してきて怖い思いをすることになります。
そこで、カセットガススタビライザーを作ります。
と言っても、適当な板をハサミで切るだけ。
僕は汚し切った100円のまな板を使いました。
適度な硬さ、柔らかさを持っていることがポイントです。

カセットガス缶の首を加えこむような形に切ります。
ガス管の回転を防止するため、切り欠きにあたる部分は少し残してストッパーにします。
作り方は以上です。
山でも海でも、旅でも日常でも、超軽量でコンパクトに、圧倒的なコスパを手に入れましょう(^^)/

__________________________________________
※くれぐれも安全には十分配慮して作業してください。
※耐熱性を重視してシリコンチューブを使いましたが、ゴムのチューブなどでもよかったかも。
シリコンは若干のガス透過性があり、徐々に変色して脆くなっていくらしいので。
分解しての点検、早期の交換をお勧めします。
※不明な点があれば、下のコメント欄にお願いします。
※自分では作らないけど欲しい、という方がもしいらっしゃれば、僕のTwitterアカウントまでDMをください。
あるいはこちらにメールを。→ bumpofchicken303あっとまーくyahoo.co.jp
現在旅行中なので納期未定、お代も未定ですが、それはご相談ということでお願いします(^^;)
前回に引き続き、新たに自作したカセットガスアダプターの作り方についてです。
完成品がこちら↓

重量わずか55gと超軽量でコンパクト。
低重心で安定性も高いので、前室での調理には最適かもしれません。
ベースにしたのは、イワタニプリムスの「P-CH(primus-cassette holder)」です。
http://www.iwatani-primus.co.jp/products/primus/18.html

重量が55gというのは、赤いキャップまでを含めたアダプタ本体と、カセットガススタビライザ(緑色)の合計重量です。
改造のベースであるP-CH自体がそもそも29gなので、追加重量でいえばたったの26g。
もちろん、これまでどおりアウトドア用のガス缶も使うことができます。

__________________________________________
では、いよいよ作り方について。
必要な材料は、
●内径3mmシリコンチューブ 30cmほど (60円)
●内径4mmシリコンチューブ 10cmほど (30円)
●外径4mm銅パイプ 2cm (他のもので代用可)
●いらないボールペン(オーソドックスな芯が細いタイプで、中にバネが入っているノック式のもの)
●細い針金
●P-CH (800円)
●空のアウトドア用ガス缶
●M1.7 or M2規格のねじ 長さ1~2cm程度のもので4本
●適度な硬さのプラスチック板
●内径1cmほどのワッシャー
あると便利な道具は、
○ピンバイス
○精密ドライバ
○やすり
○パイプカッター
○金ノコ
まず、アウトドア用ガス缶の頭を取り出しましょう。
穴をあけガスを完全に抜いてから、金切バサミなどで。
フチはやすりで削って滑らかにしておきます。


ベースであるP-CHに、チューブを通す穴をあけます。
チューブの外径より多少小さくても大丈夫。
また、ネジで固定するための下穴を4つ開けておきます。
穴はネジに対して、きつ過ぎず、緩すぎず。

つづいて、ガス缶の頭に、用意したネジが通る大きさに穴を4つあけます。
また、4mmのチューブの先端を、5mm程の重なりができるように折り返し、シリコングリスを塗布して黒い部分にかぶせます。
奥までしっかり押し込むように。

このようにしているのは、Aの部分だけ塞いでも、Bの部分からガスが漏れてしまうからです。

これに、下図のように加工したワッシャーを通します。
ネジと重なる部分には金ノコで溝をつけています。
中心の穴は、シリコンチューブの折り返した部分を押さえつけられるようなギリギリの大きさに、やすりで削りました。

チューブをP-CHに通し、ネジでしっかり固定します。

ワッシャーがP-CHのフチに押し付けられることで、ワッシャーがシリコンチューブの折り返した部分を圧迫するわけです。

僕は今回、1.7Mの規格のネジを使いましたが、下穴が小さく、ネジも少し長めのものを選んだせいか、ネジ山をなめてしまいましたOTL
2Mのネジの方がオススメできると思います。
このとき、チューブが潰れてガスの流通が妨げられることを防ぐため、
ライターでL字に曲げたボールペンの芯を、チューブ内に留置しておくとよいでしょう。

4mmのチューブはカセットガスの噴出ノズルには緩いので、3mmのチューブと継ぎます。
短く切った銅パイプ(他のもので代用可)に3mmチューブをかぶせ、それにさらに4mmチューブをかぶせる。
上から針金でしっかり固定します。

チューブ内の残留ガスを少なくするため、またちょっとでも軽量化するためには、4mmのチューブを短くした方がよいでしょう。
3mmチューブの長さはお好みで。
3mmチューブとカセットガスの接続部分については、前回記事を参照してください。
→カセットガスアダプター製作記(KOVEA改)
さて、カセットガスは、切り欠きがある部分が必ず上になるように使用しなければいけません。
ガス缶が転がってしまうと、液ガスが噴き出してきて怖い思いをすることになります。
そこで、カセットガススタビライザーを作ります。
と言っても、適当な板をハサミで切るだけ。
僕は汚し切った100円のまな板を使いました。
適度な硬さ、柔らかさを持っていることがポイントです。

カセットガス缶の首を加えこむような形に切ります。
ガス管の回転を防止するため、切り欠きにあたる部分は少し残してストッパーにします。
作り方は以上です。
山でも海でも、旅でも日常でも、超軽量でコンパクトに、圧倒的なコスパを手に入れましょう(^^)/

__________________________________________
※くれぐれも安全には十分配慮して作業してください。
※耐熱性を重視してシリコンチューブを使いましたが、ゴムのチューブなどでもよかったかも。
シリコンは若干のガス透過性があり、徐々に変色して脆くなっていくらしいので。
分解しての点検、早期の交換をお勧めします。
※不明な点があれば、下のコメント欄にお願いします。
※自分では作らないけど欲しい、という方がもしいらっしゃれば、僕のTwitterアカウントまでDMをください。
あるいはこちらにメールを。→ bumpofchicken303あっとまーくyahoo.co.jp
現在旅行中なので納期未定、お代も未定ですが、それはご相談ということでお願いします(^^;)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます