眇めオヤジの独り言

初老で始めたブログも、寄る人もないまま、いつしか定年を迎えた。
あいもかわらず、気ままに書き連ねていく。

著作権侵害不存在確認等請求

2007-03-26 | 時事
槙原君も、面白い訴訟を起こしたものです。
芸術家としての気質でしょうか、はっきりさせたいようですね。

始めは、松本氏が訴訟を起こす勢いだったのですが、周囲にとどめられたんですかね。
今回は冷静に受け止めているようです。

おふくろさんでははっきりさせましたが、日本の歌謡曲では、けっこう著作権侵害に近いような曲作りが横行しているようです。
これまでの楽曲も膨大な数で,全く似ていない曲作りなど不可能なのでしょう。
一世を風靡した著名作曲家、歌手,プロデューサーの作曲コンピューターシステムでは、過去のあらゆる曲のデータ-が入っていたとする番組を見た覚えがあります。

こうしたことから、著作権を侵害したとの訴えは、勝つことが難しいようで、それで松本氏も態度を変えたようです。
つまり、模倣したと言う証拠を出すことが困難なわけです。
今回は、著作権を侵害しなかったことを確認する訴訟で、この模倣した証拠を出してみろと言う訴訟です。

ややこしい訴訟を起こしたものです。
本来ならば、名誉毀損で訴えるべきものでしょう。
多分,その場合には模倣しなかった証拠を出せと言われるのが恐かったのではないかな。

模倣した、しないの証拠は、はっきりしないというのが,今回の争点です。
出せと言った者勝ちだと、槙原君は考えたのでしょう。

裁判所がどのような判断をするか,非常に関心があります。
門前払いでもいい訴訟なのですが、まともに取り合うのでしょうか?

訴訟になったとしても、銀河鉄道の流行、そして歌詞の類似性をあげれば、著作権侵害を疑うのに十分な理由があったとして、賠償請求を退ける判決が出る可能性が高いでしょう。

率直に言えば、こんなくだらない訴訟で多忙な司法を使って欲しくないですね。


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