大義なきプーチンのウクライナ侵略が始まって一ヶ月。
ロシア国民によるプーチン打倒を期待しない訳ではないが、
国営放送の「事件」もあり、プーチン政権批判への弾圧は
一層強まることだろう。
ロシアが拒否権を持つ国連刑事法廷に代わって、個人の
戦争犯罪を訴追する国際刑事裁判所(ローマ規程)の捜査が
始まったという。
ロシアとウクライナはローマ規程に加わっていないが、
事件の発生地であるウクライナが、国際刑事裁判所(ICC)
の事件管轄権を認める宣言をすれば取り扱えるという。
因みに、ロシアの国際法違反容疑は以下である。
1.ウクライナへの侵攻(国連憲章違反)
2.非戦闘員への攻撃(ジュネーブ諸条約追加議定書違反)
3.学校への攻撃(同上)
4.病院への攻撃(同上)
5.核施設への攻撃(同上)
6.命中精度の低い無誘導爆弾の使用(同上)
7.制圧地域の市長拘束(ジュネーブ諸条約第4条など)
一方、世界各地でロシア人への誹謗中傷があるというが、
全くのお門違いであろう。ましてや、大東亜共栄圏構想の下、
近隣アジア諸国に侵略戦争を行った旧日本軍や政府に対し、
多くは政府の「プロパガンダ」の前に沈黙した日本国民の
末裔としての現代の日本国民に、同じく今のロシア国民を
誹謗中傷する権利などない。
暗い話題に代わり春の便り。昨日も冬に逆戻りしたような
寒い日だったが近所の桜が開花した。今日は昨日よりは少し
暖かくなるというから開花が進むだろう。