じんべえ時悠帖Ⅱ

中山道高崎宿(1)

 新型コロナウィルスも何のその、今日の中山道ウォーク

は、倉賀野宿の西の端である倉賀野神社から旧中山道に出て

高崎宿に向かうところから。 

 このあたりには「倉賀野古墳群」と呼ばれる、大小三百

余りの古墳があったとされ、中でも群馬県二番目の大きさ

の大鶴巻古墳や浅間山古墳などが残る。

 浅間山古墳は、この旧中山道から比較的近いが、倉賀野

神社で予定外の時間を使ったのでパス。替わりに、寺の中

に古墳があると言う街道沿いの安楽寺に寄ってみる。

 境内左手の三基の「異形板碑」から右を見ると本堂の奥

の小山に石塔が建つ。これが、本堂と繋が横穴式石室が

あるという安楽寺古墳だろう。

 今日も青竹が撓る強風である。この先のコンビニで風を

避けて休憩とする。昼にはちょっと早い。

 倉賀野の街中を抜けた旧中山道は道幅が広がり、一段と

風が強く感じる。群馬県の木であるクロマツが30本続く

松並木が始まるこのあたりが「倉賀野一里塚跡」。

 高崎名物「だるま弁当」の高崎弁当(たかべん)本社前、

鮮やかな車両運搬車。ありゃ、かんじんの「たかべん」が

ボケている。撮った時はレンズ汚れに気が付いていない。

 その先の交差点手前の駐車場、ここを斜めに進むのが本来

の中山道。交差点で右に入るとその旧道が少し残る。

 この道が150mほどで用水路に突き当たったところが。

「粕沢立場跡」。道はここで行き止まりである。

 右手スロープの上の絵図と説明によると、この流れに架け

られた粕沢橋の先に滝を眺める景勝地で、休憩処の茶屋が

三軒あったと言う。

 小道を辿り元の道に戻ると国道17号線の高架が見えて

来る。これを潜ればもう高崎の市街である。

 左にカメラを振ると、富士山?!こんなに大きく見える

はずはないが、さりとて浅間山も方向と形が違うような。

 帰ってから調べると浅間山はここから46キロ、富士は

約120キロ。形はやはり富士だろう。

 国道17号を潜った先からの高崎市街、そして高崎宿は

次回(その2)としよう。

 

 

 


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コメント一覧

jinbei1947
高崎は通過するだけの街でした。
今回初めて歩きましたが、大きい街ですね。
今日レポートします。
ykoma1949
高崎には 昔、何度も仕事に行きましたが
その頃は中山道のについての興味は全く
なくて、中山道どころか、仕事を済ませて
まっしくらで信州に戻るだけ・・意外と
遠い街です名物の だるまも何度も買わ
されて来ましたよ、高崎宿・・続きを
期待します
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