沖縄戦での組織的な戦闘が終わった日とされる今日6月23日が
「沖縄慰霊の日」。沖縄ではこの沖縄戦の学習を通じて反戦平和
を学ぶ「平和学習」の時間がある。
宜野湾市出身の猪俣日姫さんはこの「平和学習」が苦手だった。
オーストラリアに留学した時に基地や戦争について問われ地元の
歴史を学ぶ重要性を感じた。
沖縄の県立高校生を対象にした4年前の調査では、半数を超える
生徒が「家族や親族に戦争の話をしてくれる人がいない」という。
猪俣さんは平和に関する学習を広まる会社「さびら」を起こして、
各地の学校を回って議論のきっかけをるくる講義をしている。
2022年にはフォーブスジャパン誌の「世界を変える30歳未満」の
30人の一人に選ばれた。(以上、今朝の朝日新聞社説より)
今朝のテレビニュースでもこの「平和学習」の様子を報じている。
沖縄戦の経緯を説明する教師の問いに生徒たちは積極的に発言する。
一週間前の沖縄県議選では沖縄の更なる基地化を進める政権与党
の自民党などが16年ぶりに半数を上回った。沖縄での平和教育など
反戦平和の場が「後退」する危惧を感じるのは私だけだろうか。
壬生街道の花たち(その1)