今日9月9日は「救急の日」、全国で約5秒に一回救急車が
出動しているという。2年前のデータでは、年間で約550万人が
搬送され、急病が360万件、交通事故はその1/10程度と言う。
東京消防庁管内では約89万回の出動のうち、タクシー替わり
などいわゆる不要不急の呼び出しは2割以上の21万件にも上ると
いうから開いた口が塞がらない。
一週間前の朝日土曜版「はじまりを歩く」によれば、日本で
最初の救急車は、100年目を迎えた関東大震災の少し前、赤十字
東京支部に置かれた「救護自動車」であった。
しかし、市民の呼び出しで出動する救急車の最初は、赤十字の
大阪支部が市内二ヵ所に設けた「路上救護所」にそれぞれ1台を
置いたもので昭和7年(1932)だった。
消防機関として初めて救急車を走らせたのはその翌年(1933年)、
横浜・山下町消防署(当時)。キャデラックの改造車で横に一本、
赤い線がり、サイレンを備えている(紙面より)。
現在、救命処置装備が整い、救急救命士が乗る「高規格救急車」
は救急車全体の98%にもなる。猶のこと「不急不要」の呼び出しを
戒めたい。
今朝は全天曇り、先月後半の新月から満月までの一覧