風薫る五月に入った。先月4月のウォーキング記録は延べ6日(回)
の八王子千人同心街道ウォークでここ数年で2番目の記録、一日平均で
1万2千歩台の半ばとなった。
3月末に伊能ウォーク隊(1999/12~2001/1)の足跡を辿るバーチャル
日本一周の最後、横浜ー日比谷公園(30キロ)を残したが、4月5日で
無事完歩。2020年9月1日が開始日だったから4年と7ヶ月かかった。
さて、次のバーチャル歩行は北海道一周。伊能ウォーク隊も北海道は
函館~長万部を歩いただけ。下図の通り、北海道の海岸線を一周すると
稚内から鹿児島までの日本縦断と同じ約3,000キロという。
バタバタしていて未だ北海道一周の距離表を作っていないが4月分
の合計歩数の距離換算は約220キロ。ざっと函館から洞爺あたりである
(反時計回り)。
さて、千人同心街道歩行記の5日目続き。 秩父鉄道の東行田駅脇の
踏切を渡った先、長久寺、久伊豆神社と続く。このあたりが今日の行程
20キロのやっと1/3あたり。長久寺は十五世紀に忍城を築いた成田顕奏が
文字通り武運長久を願って建立した寺という。
東西に走る国道125号を小見(南)交差点で渡った先、右手に入った
小見観音(真観寺)奥の真観寺古墳はよくわからないが街道の反対側に
虚空蔵古墳が現れる。6世紀の前方後円墳というが後円部分は消滅。
右カーブした先で武蔵水路を渡り、少し先で見沼代用水路を渡る。
いずれも3キロ北の利根川から取水され、武蔵水路は利根川と荒川を
繋ぎ、見沼用水は埼玉県を縦断するたの農業灌漑用水である。
十数年前、このすぐ南にある秩父鉄道の武州荒木駅から歩いたが、
道路が新しくなって当時の雰囲気とは大違いである。右手の見沼小は
当時は荒木小だったような気がする。統廃合があったのだろう。
ただ見沼用水路を渡る秩父鉄道の小さな鉄橋は当時のまゝで懐かしい。
武州荒木駅へ向かう分岐点に背の低い道標が立つ。裏側には「き う、
あらき」の文字が見えるから行田と荒木の分岐点を表すのだろう。
分岐点で左折した街道は北に向かい、荒木の交差点で右折して東へ
向かうと館林まで10Kmの標識、今日の中間点。やがて人家が切れて
広々とした風景の中を進み羽生市へ入る。続きは次回。