明日は東日本大震災から11年目の日だが、今日は77年前の
「東京大空襲」の日である。首都東京は合計100回以上の爆撃
を受けたが、中でも3月10日は10万人以上の焼死者が出た最大
規模の空襲であった。
米軍は9000m上空からの爆撃予定だったが、日本軍の高射
機関砲による反撃が少ないことを考慮し3000mに変更した。
命中確率が高まることもあるが、ジェット気流がないので
燃料の節約も考慮した変更だった。何度でも空襲に飛来する
つもりだったのである。
江東区にある「東京大空襲資料センター」を見学したのは
だいぶ前になるが、当時幼女だったという語り部の老婦人が
まさに阿鼻叫喚の状況を話してくれた。
淡々と話していた老婦人が声を震わせたのは、進入ルート
や空襲時間など「被害最大」を狙った綿密な計画を練った
ところだった。「非人道的」な計画であった。
北越谷駅から元荒川沿いを歩いて越谷梅林を訪れた。
紅梅の前の東屋でチェアリング、梅見酒を楽しんだ。