どうも~。
ホームシックの嫁です。
ひとえにおせち料理が食べたいがためのホームシックですが、とにかく嫁は、おせちとお雑煮が食べたいのです。。。お正月もカレー味だなんて、、あぁぁ
。
インドの年末は、残念ながら私たちには感じ取ることができません。もしかしたら地元の人たちには分かる、わくわくする要素がそこはかとなく流れているのかもしれませんが、私達にはさっぱり分かりません。あぁ恋しい日本の年末年始のあの感じ。
さて、最近の新米夫婦の様子ですが、今週頭から、マザーハウスのひとつである、
『KALIGHAT』という施設にボランティアとして通っています。
ここはお年寄りや重症患者が運ばれてくる施設で、日本では『死を待つひとの家』として知られているようです。
いたるところにマザーの写真。地元の人にも良く知られています。
『KALIGHAT』は、KALI寺院というヒンドゥー教徒の有名なお寺の真横にあり、大通りから続く道は、門前町のような雰囲気で、
宗教的なお土産屋さんがずらーっと立ち並んでいます。
けれど少し奥まった場所は、新米夫婦の知る限りでも、特に貧しい人たちの集落のように思いますし、
また路上にも沢山の人たちが寝起きしています。
すぐ横の道端では、洗濯、トイレ、入浴、が目の前で行われます。
チャイでも飲んで一息つこうものなら、
あれよあれよという間に、、、
大勢の子供たちに取り囲まれてお菓子をせがまれます。
でも、あまりにしつこいと、ちゃんとお母さんが子供を叱ってくれるため、
街中で出くわす、外国人旅行者をターゲットにした組織的物乞いとは違うことが分かります。
新米夫婦は、このKALIGAHTにて、15時から17時半までボランティアに参加、一週間の予定です。
写真は禁止なので中の様子は見せられませんが、外の喧騒とは裏腹に、ひっそりと静寂に包まれた館内内部は、何ともいえない穏やかな感じです。
『死を待つ人の家』と聞いて多少身構えていた新米夫婦ですが、どちらかというと老人ホームのような感じで、重篤な患者で溢れかえっている、という訳ではないようです。
それでも、救急車で満身創痍の女性が運び込まれて、手術室でも何でもない部屋の片隅で数時間にもわたる処置を受けていたり、遺体が街から運びこまれてきたり。
もちろん今にも召されそうなガリガリにやせ細って身動きできない患者さんもいます。男女別々の大広間に、小さなベッドが5~60床づつぐらい所狭しと並べられています。
日本の老人ホームとは比べようのない環境ではありますが、それでも食事とベッドが提供されて、必要に応じて治療も受けられて、最期は看取ってもらって、という感じでしょうか。
ボランティアの仕事は男女に分かれて、洗濯、食事介助、歩行訓練、トイレ介助、など。右も左も分からない嫁と、同じく新人ボランティア、イタリア人のマッティは、右往左往。ぼやぼやしているとシスターに叱られます。。。。
誰一人ネイティブイングリッシュスピーカーがいない環境で、「この薬をあそこに座ってる患者に飲ませてっ!」(座ってる患者多数)とか、「彼女をベッドに座らせてっ!」(起こそうとすると怒る)とか、、。。ホンとにこれであってるの~~
ということばかり。とにかくテンヤワンヤで忙しいのは分かるけれど、不安がいっぱいの嫁です。
その点老人ホームで働いた経験のあるダンナ様は、英会話はさっぱりですが、仕事内容は難なく、といった感じでしょうか。
それにしても、意外と厳しく患者を歩かせたり立たせたり、リハビリを欠かさないマザーハウスのシスター達ですが、
ボランティア達が訳もわからず、ガリガリのおばあちゃんたちをずるずる引きずったり、か細い腕を引っ張ったり・・・おばあちゃん達は声にならない声で「ぁぁぁぁぁぁ~」。。。でもそれでOKとされているっぽいところが何というか、、うーーーん。
怖いことも多いですが、中々おもしろいおばあちゃんもいたりなんかして、まだまだ始まったばかりのボランティアです。
出勤前のお気に入り。チキンロール。
これとチャイで今日も一日頑張ろうと思います。
もうすぐお正月!!
みなさーーーん!
良いお年を~~~