無関心

２４時間以内に死んでくれ…逮捕の父親が長男に(読売新聞) - goo ニュース

虐待は身体的なものだけではない。言葉の虐待もある。

いじめで自殺したら学校の問題。虐待で自殺したら家庭の問題。そう切り分けて考える人がいるかもしれない。事実、自死遺族の活動家で「親子の問題なら個人的要因なのだから、国が税金を投入して自殺対策をする必要がない」などと言う人もいるようだが、親子の問題は社会問題でもある。

家庭は子供が最初に体験する社会でもあるのだ。

私も含め私達はあまりにも他人に無関心になってしまった。浅く、広く、そこそこの付き合い。噂話をしても、その本質は知ろうとはしない。いや、知ろうと思っても、本人がノーと言えば、保護者が拒めば、そこから先に立ち入ることは出来ない。
そのうち当たらず触らずの生活。

職場でパワハラあり自殺した場合、あとから調査すると、いろいろな証言が出てきてパワハラした人が処分されるケースがある。それは取りも直さず知っていて見て見ぬふりをしていた人がいるということだ。それは他人には無関心、面倒なことには関わりたくないということだ。

いじめも虐待もパワハラも加害者をなくすことが一番であるのは当然だが、周囲の対応を、意識を変えていかない限り増えることはあっても、減ることはないように思う。

しかし、それは簡単なことではない。