韮山農園生活

 定年後の生活を妻と二人で韮山で暮らしています。園芸、食品加工、陶芸鑑賞、散歩などの感想を綴ります。 

決明子

2013-08-16 09:14:12 | 日記
 数年前に南伊豆の親戚からハブ茶の種をいただきました。正式にはハブ茶ではなくてエビスグサだといわれましたが、今ではエビスグサのことをハブ茶というそうです。米粒くらいの茶色い種で、これを炒ってから煎じて飲むと美味しいし、体にもよいということでした。漢方薬の名称としては、決明子(ケツメイシ)というそうです。名前のとおり、眼に良いとか、便秘に良いとか、高血圧に良いとかいわれます。
 種の一部は炒らずにおいて、春先に種を蒔きました。10月頃収穫し、瓶に入れて保存しましたが、腐敗や変質することもなく保存できました。我家もドクダミ茶とか柿の葉茶とかレモングラスなどいろいろ作って飲んでいますが、私の好みではハブ茶が一番でした。栽培も簡単、保存も簡単、おまけに効能も有るというので、愛飲しています。
 
 昨年の秋に収穫したエビスグサの種子、決明子です。完熟した種は茶色をしています。炒る前と後とで、色の違いはあまりありません。

 


 8月中旬の生育状況です。人の背丈より高くなりました。収穫が大変そうです。
 


 既に小さな鞘があります。黄色い花もいずれは鞘になります。鞘の感じは小豆に似ています。葉っぱも小豆や落花生に似ていますが、草丈の大きさが随分違います。


 去年は、1坪(畳2枚くらいの面積)くらいの所に蒔いて、1.5リッター以上の種が収穫できました。しっかり収穫すれば2リッター以上は収穫できたかもしれません。栽培も簡単、効能もある、風味に癖が無い、そんな印象を持っています。