今の日本社会にもの申す

今の日本が少しでも良くなっていくように提案いたします

日本経済の停滞は雇用環境の悪化が原因である

2012-07-01 | 日記

日本はすでに20年近く経済不況から脱出できていない

だらだらと続くデフレによる社会に漂う閉塞感は何とも言えないどんよりとした感覚で日本全体を覆っている

SONYやパナソニックなどの大企業が昨年度は大幅赤字を計上したがこれは既存の経営方針では会社は成り立っていかないということを表している

私は一時期のアメリカ的な成果主義による経営が日本の経済を完全に破壊してしまったと思っている

正社員も非正規社員も雇用環境に負荷がかかりどちらもだめになってしまったのである

正社員はリストラによる人員削減の影響をもろに受け長時間労働の犠牲となり鬱病患者を増大させた

非正規社員は逆にリストラで雇用調整の役割を担わされいとも簡単にクビを切られ路頭に迷った

かくして日本の社会は崩壊していった

逆に中国や韓国などの会社は日本でリストラにあった優秀な技術者を高年俸で雇用し業績を急成長させた

低価格で機能も遜色のない中国や韓国の製品は瞬く間に日本製品を世界中から駆逐した

今日本が世界で頑張っているのは過去の技術蓄積で優位にあった素材産業と大型インフラ産業のみである

しかしこれらの産業も時機に中国や韓国などに追いつかれるであろう

日本は経費削減のため会社で人材教育(育成)を放棄した時点で負けが決定してしまった

経費削減の名目で非正規社員の雇用を増やし正社員を減らしたことは日本の人材の質の低下を招いてしまった

雇用環境の改善こそが日本経済を浮揚させるもっとも正しい方法である