還暦をとっくに超えた自称”若人世界一周ライダー” 国内外をバイクで走ることが大好きな私の『鉄馬転がしブログ』へようこそ!

ガタついた体に鞭打ち、若い体力を維持していると言い聞かせながら、気力・体力・財力を座右の銘にバイクを楽しむおじさんブログ

2016年秋の北海道もオシマイです

2016-11-16 11:14:18 | 2016年 北海道

『俺、引きこもってない?』と自問自答するような時もあった2016年秋の北海道。
15日、普段はガラガラ便のはずが、珍しくほぼ満席に驚きながらの搭乗で終わった。
昨年と同じ時期に鮭の遡上を観に出かけた斜里町の来運神社。海水や台風の影響で、魚影はなかった。昨年は天候により乗車出来なかった、丸瀬布公園の蒸気機関車・雨宮21号に乗れる。金華信号場近くの、開拓期に沢山の犠牲を出したタコ部屋労働者の常紋トンネル工事殉職者追悼碑等にも足を延ばせた。11月にしては珍しい大雪とシバレル寒さには驚いたが、新たな出会いもありノンビリと北国旅情も愉しんだ5週間だった。


コムケ湖で写す

初めて見たログハウスの建築現場は、興味津々で愉しい。チェーンソーで丸太を加工することは知っているが、目の辺りにすると大迫力に圧倒される。また、作り過ぎたおでん・豚汁を寒い屋外でフウフウ言いながら食べるのは、不味い味付けでも『美味い!』と感じさせる。

最初はお手伝いを断られたが、いつの間にか仲間に入れて貰う。チョットしたお手伝いだけですが……。ログハウス作りの一部分だが、記録として手順を掲載します。

丸太の皮剥ぎ

工程を全く知らないので、宮大工が使うような治具で皮剥ぎをするのかと思いきや、チェーンソーで枝の節や表面に付いた砂を落としていく。

表面のカンナ掛け



ギューンギューンと響かせながら曲線(反り)カンナで表面を綺麗にする。一面を仕上げたら写真下の治具を丸太下部に当て、丸太をその場で落下させないで回転させる道具。ただ叩くだけだがしっかりと効く。何回か打たせて貰う。

墨付け

丸太を挽き割るための墨付け。無駄なく必要な材を切り出す重要な作業で、墨線を見るとその人の実力が分かると、ビルダーT氏は言う。

チェーンソーでの挽き割り

コツは向こう側の墨線が良く見えるよう、手前側丸太を低くすることだそうな。エンジン音とチップの量が比例して、周囲は大鋸屑だらけになる。

挽いた面のブラッシング

表面の凸凹を取り、ある程度の平面を出す。T氏の技術が高いのだろう。かなり平らな面が現れる。

カンナでの面仕上げ

今度はカンナと水平器を使い、水平面を作る。ログハウスのベース(基礎台?)を作る時は、かなりの精度を出し、その後自動カンナでミリ単位の精度を出すのだそうです。


電動ノコギリ(電ノコ)で、墨線に沿って切り落とします。定規を使わないと中々直線に切るのは難しいのですが、電ノコの治具とノコ刃先の墨線を目標にするそうです。私も切らせて貰いましたが、3m以上の長尺物を切るのは初体験です。

丸太の皮剥~墨付け~挽き割り~自動カンナまで、それなりの時間を要している。ログハウス作りに、大きさに比例して相応の時間と費用が必要なことが良く分かりました。完成した写真を心待ちにしています。



再開した井戸掘りは難航。釜の砂壁が直ぐに崩れてしまい、井戸さらいが中々終わらない井戸掘り作業。雪、悪天、急ぎの仕事等で来られなかったY川さんが作業を再開した。悪戦苦闘しても、揚がってくるのは粘土と売るほどの量の砂。『来年来た時は完成してますから!』。お疲れ様です

11/5 11月上旬なのに大雪

2016-11-07 22:42:29 | 2016年 北海道

外を見ると、粉雪が間断なく降っている。ガラになく、ちょこっと寂しさを感じる。俺ってまともな感情をもっているようだ^^:。天気予報も降雪・着雪注意報を出している。翌朝庭を見ると、こんな感じ。人に問えば、根雪になる/まぁだだよー。どちらが正解にせよ、この時期多すぎだよ!  は、共通の返答です。


名寄本線旧中湧別駅周辺もこんな感じ。
チューリップの湯に温泉で入って、雪見酒といきたいですな!


サロマ湖畔のログハウスで、丸太の積みおろしでチョットだけお手伝い。トラック左側1本300Kgあるであろう丸太を2本毎、荷台に積み込み・ログマウスで降ろします。オイラに出来るのは、丸太へのバンド掛け。ユニックで吊り上げ時、水平・捻れないように掛けるのは、構難しいものです。つり上げて荷台に降ろす時は、迫力満点!


翌6日は天気回復。今日は半年ほど乾燥させた薪を、友人宅へ運ぶお手伝い。軽トラック2台にこれでもかと大量の薪を積み込み、数キロ先の目的地で薪を積み上げる。沢山の薪を、建物の壁から離し崩れないように積む。単純な作業ですが奥が深い! 雪の重みで崩れても、オラァ、シンネ!!


11/2 雪の道北が見たくて、車を走らせる。日帰りだが目的地は稚内、時間等の制約があればクッチャロ湖の温泉と決める。ここは浜頓別先の、バイカーは必ず走る直線道のエサヌカ線。轍があるとこまで走ろうとしたら、乗用車の対向車が来るではないか。車のスタックを少し心配しながらも、今の季節でも走っていて愉しい。ソロリ、ソロリだが^^;


猿払で昼前になり、稚内は諦め南下する。ここクッチャロ湖キャンプ場は、本年6月にもお世話になった所。この時期でも、(オイラを含めた)観光客とおぼしき人は、結構いるものだ。


本年10/21、鮭の遡上を1匹も見られなかった来運神社。11/3ウトロに行く機会があり、再度訪ねたが結果は同じだった。友人のアドバイスで、沢を少し下った場所で小滝を遡上する数匹の鮭を見られたのはラッキーだった。それにしもて、鮭はどうしたのだろうか? 写真は来運神社近くで。昨年はこの沢を、沢山の鮭が遡上していたのだが……。


11/1 ログハウス建設現場にお邪魔してます

2016-11-01 22:42:13 | 2016年 北海道
サロマ湖に自転車で出掛けた時に見掛けたログハウス現場に、仕事の邪魔をしないようにしながら何度か見学させて貰っています。T中さんは全て自前でこなすので、ボッと見てるだけですが、自分のDIYにはかなり参考になります。また質問には仕事の手を止めて丁寧に答えてくれました。



大きなクヌギの木を中心に配置されたログハウス。ドングリが採れるので、自然と鹿が集まり熊も好物なので姿を見せるのではないかと話してくれます。完成後が楽しみです。


2階床板を受け止める溝を、チェインソーで掘るのだそうです。TV等では見たことがあっても、実際の作業は初めての体験。ワクワクです。


作業前にチェインソーの刃の目立て作業。丸太を切るのではなく正確な溝掘りなので、切れが良くないとだめだそうです。




2階天井に相当する高さでの作業。2サイクルのエンジン音を強烈に響かせながら快調に刻みます。落ちないのかと多少心配しますが、要らぬ心配でしょう。


仕上げは墨線に沿ってノミで正確に削ります。ここまで30分も要しなかったと思う。それにしても、こんな大きなログハウスに、大きな機械はチェインソーだけとは!


打ち込み&先端の微調整で見事7m前後で水脈にヒット。ガチャポンで汲み上げると、十分な水量でました。その数日後に釜(鞘管周囲の水脈の穴)の砂壁が崩れて、再度井戸さらいが必要になったと話していました。


寒冷地での水管の立ち上げには、ヒーターを設置して凍結を防止するのだそうです。これをしないと、一発で凍結し復旧には大変な労力と費用が必要だそうです。関東ではまず見ない光景ではないでしょうか?