<city w:st="on"> Vina del Mar Santiago
嬉しいメールを貰って、“明日伺います”とはいかないのがここチリ。なにせ目的地は1,000Km先。夜光バスで一晩過ごさないと伺う事はできません。これ以外に選択する以外に方法はありません。
14日はバスが出る夕方まで、サンチャゴ市内を7時間位見学しました。イヤーッ、歩きっぱなしは、バイクの12時間運転より疲れました。
定番のモネダ宮殿。国の造幣局として創られたのだそうです。ここは73年の軍部クーデターの現場だそうです。今は影もありませんが、一説では抜け道や防護壁の地下室など、一種の要塞になっているウワサもあるそうです。
サンチャゴ大聖堂は日曜ミサの最中で、立ったり座ったり忙しいミサでした。教会に入った時の、あのヒンヤリした冷気を感じるのが大好きです。
サンタ・ルシアの丘の入り口で強制的に名前を書かされました。実態調査をして、将来は入園料を取る算段でしょうか? スモッグがあり、アンデス山脈を眺めることはできませんでした。小高い丘ですが、市内を見るには絶好の場所でした。
中央市場は呼び込みがウルサイ。日本人? フィッシュ 美味しい! と。そんな中でフライを食食べたのですが、味がちょっと違う気がしました。食後は中央市場から少し歩いたベガ市場へ。足を踏み入れてビックリ。地球の迷い方(?)に、“どこまで続くのか”と表現されていますが、雅にその通りでした。興味深々の私は、勿論くまなく散策といっても半分程度でギブアップしました。花、野菜、果物、肉類と何でもあり、築地市場と言った市場です。こういう雰囲気は大好きで、何時までも探検したい気分です。
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バックパックの交通手段にバスを使った。驚いたことに全ての便が満席、立ち客が出るほどの盛況、ターミナルから発着する全てがそうでした。鉄道が衰退したからか、バス網が発達して鉄道がダメになったのか知りませんが、とにかく南米ではバス網が素晴らしいようです。例えばサンチャゴ片道1000kmの料金は、フルフラットに近い席で、約5000円前後。我々には、安いと感じる値段でした。でも現地の人には、結構な額だと思います。
バスの速度は車内モニターによると、最大99Km。決して100kmを越えることはありませんでした。車内では携帯電話の制限がなく、大きな声で話しています。地下鉄内でもそうでした。大音量の音楽、大きな話声を好む国民性なのでしょう。
オソルノからの往路、晩と朝に軽い車内食と飲み物のサービスがあった。味をしめて復路は少し値段が高めだったが、会社を変えて食事を楽しもうと思った。が、完全に失敗、車内サービスは水一杯のみ。お陰で晩飯抜き、腹を空かした長―い夜でした。