宮城県の手話通訳者の宮澤典子さんより、
宮城県の聴覚障害者の情報および、現地対策本部の状況がおくられてきました。
下記ご紹介します。
【昨日15日までの宮城の様子】
地震発生から5日目となりました。
仙台市内など、被害の少なかったところでは、電気が復旧する所も増えてきました。
しかし都市ガスの復旧には1か月かかるようです。
本日(15日)も、各地の会員の協力を得て、安否確認を続けました。
本日(15日)までの結果は、
全会員627名中、
生存確認333名。
未確認293名。
行方不明1名。
避難所のリストが更新されました。
宮城県域では、全608か所のうち5か所を確認し、
そのう3か所に聴覚障害者がいます。
また仙台市域では全312か所中22か所を確認し、
そのうち6か所に聴覚障害者が避難しています。
相変わらず沿岸部の安否確認が進みませんが、
津波に襲われた石巻市(仙台市から車で1時間半くらいの港町)では、
やっと水が引いて、孤立していた方々が移動できるようになりました。
その地域のろう協役員さんご夫婦が、対策本部にやってきました。
ご主人は仕事中に地震が発生し、急いで近くの高台に避難しました。
水があるうちはそこから移動することができず、15日朝、ようやく水が引き自宅に帰れたのだそうです。
奥様は半分あきらめていたとのこと。
本当に良かったです。
携帯電話の基地局が破壊され携帯メールが通じなかったため、奥様に状況を連絡することができなかったのです。
とにかく安否確認を進めるためには、現地を回ってくるしかありません。
そこで本日(15日)、県の危機対策課と交渉し、「災害派遣等従事車両証明書」をはっこうしてもらいました。
有効期限10日間ですが、これがあれば、一般車両立入禁止のところにも入れます
し、ガソリンも優先的に給油できるそうです。
やっと、16日から現地回りをすることができます。
そのために、会員の住所と避難所のリストで回るコース等の準備をしました。
一方、安否確認者の名前を複数のHPに掲載されていることによる、混乱も起きています。
各人良かれと思って動いていることか、うまくリンクせず、齟齬を修正するための作業に思いのほか時間がとられますす。
ようやく活発に動けるような気配ですか、今日明日は冷たい雨に見まわれました。
放射能の問題も懸念される黒い雨です。
どうかひどくなりませんようにと祈りながら、明日も頑張ります。
静岡でも大きな地震がありましたね。どうか、これ以上被害が出ませんように。
聴覚障害者がいる5か所の
確認したと書いてありますが
その情報はどうやって得たのでしょうか?
回答宜しくお願い致します。