3月3日が過ぎたので、お雛様は片づけました。
耳の日もすぎましたが、引き続き、季刊みみをよろしく~。
明日は3月3日、おひな祭り&耳の日です。
耳の日と言えば、季刊みみの日…ということで、季刊みみ133号と134号をあらためてご紹介しまーす。
まず、133号から。
【133号】
特集テーマは『守れ!ろう児の教育環境』
ろう児にとって望ましい教育環境を、ろう学校の卒業生、インテグレート経験者、ろう学校の教師、研究者、様々な立場から提言いただきました。
結果、コミュニケーション力と日本語力、この二つを身に付けることが課題として浮かび上がってきます。
しかし、そもそも、なぜこの力を身に付けなければならないのか?
また、現状はどうなっているのか?
それらのポイントを押さえることができ、望ましいろう教育を考える上でヒントになる特集です。
ろう者はもちろん、ろう教育関係者、聴覚障害児の保護者の方にはぜひお読みいただきたい一冊です。
『道』は熊本の松永朗さん。
ろう者の城・熊本ろうあ会館を、熊本のろうあ運動を、守り続ける“肥後もっこす”の生き様をご紹介。
【134号】
この号は特集が二つ。
一つ目は、4年に一回開かれる、ろう者の国際的な大会、世界ろう者会議です。
今回は昨年7月、南アフリカで開かれた第16回世界ろう者会議の模様を紹介しています。
アフリカで初めての世界会議は、現地の治安等、不安材料はいくつかありましたが、
パワフルで民族色豊かな開会式に始まり、分科会や会議もスムーズに流れ、成功裡に終わりました。
国の習慣も違うけど、手話を使っているというだけでこの親近感、この連帯感!
世界会議に参加すると、世界中のろう者とのつながりが感じられ、勇気と元気がわいてきます。
これぞまさしくろう者のパワースポット。
二つ目の特集は129号に続く「死と向き合う」の第二弾。
昨今の葬儀事情の一部を紹介しています。
世界会議が「陽」ならこちらは「陰」。
バランスが取れているというか、なんとも対照的ですねー。(^_^;)
調べてみますと、まあいろいろな葬儀サービスがあります。
ネットで墓参りのHPでは、煙が立ち上るお線香の動画もあり、その配慮の細かさに驚きました。
葬儀や法要への手話通訳派遣のアンケート結果もご紹介。
全体の一部へのアンケートでしたが、アンケートの自由記述から、家族との最後のお別れの時ですら情報やコミュニケーションから遠ざけられるろう者の姿が浮かび上がりました。
情報・コミュニケーション法の制定があらためて強く望まれる特集です。
『道』は神奈川の黒信幸さん。
トレードマークの笑顔がまぶしいです。
皆さまぜひぜひ、ご購読を!
季刊みみの御注文は、
全日本ろうあ連盟加盟団体http://www.jfd.or.jp/about/kamei
または季刊みみ編集部jdn@jfd.or.jp まで!