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Cannot Do Cleaning, But…(returns)

生活方法(掃除など)や体質の改善(ダイエットなど)について考える日記・「減量後の維持」

食事と食制4

2004-05-16 23:16:18 | 第一章 diet減量過程編
 自炊で独居生活とは言っても、筆者の日常生活の大半は基本的に職場勤務が中心である。帰宅が午後10時以降になることもある。出勤前や帰宅後にそう長く調理時間を割くことはできない。

 そこで自分の場合、秋の11月から冬に向かって食生活改善を始めたこともあり、「おでん」を応用した「常備煮」を、暇な時に鍋に仕込んでおく、という方法をとった。大体、貝柱(乾燥、たまに缶詰)・出し昆布を鍋にはった水から煮て、従来比の半量程度の醤油(かめんつゆの類)で薄味に出し汁を作る(煮返すと濃くなるので薄くてよい)。そこに切った大根・厚揚げ・ごぼう巻きかさつま揚げの類・ちくわなどを投下して煮ておくのである。慣れてくると、余った野菜の屑(ブロッコリーの芯、キャベツの芯など)や、にんじん・エノキダケ・しめじ・ごぼう、鶏の手羽先など、適当にそこらにある物を、放り込んでおくようになった。
 夜寝る前に切って鍋に入れ、ひと煮立ちさせておけば、朝は温めるだけでよい。
 冬は何か温かい汁物が欲しいものであり、この碗一品で貝・海草・魚・野菜・豆がまず摂れることになる。
 
 この方法で、飽きてくると他にツナやイカ・エビ等を利用して、ほぼ同様の材料で味噌汁仕立て、カレースープ風、クリーム味のチャウダー風なども試してみた。厚揚げ以外には凍豆腐なども使ってみたし、入れずに別品として納豆か枝豆(冷凍)、奴豆腐などを食べるということもできる。が、上記のおでん風の常備煮が、自分としては一番飽きない味だったので、今も作る頻度が多い。
 仕事が取り込んでいて余裕のない時も、あらかじめ上記の常備煮を作っておくと、精神的にも切迫しなくて済む。
 この一品の他に、必要な食材を付け加えればよいので、困難ではなかったのである。

食事と食制3

2004-05-11 21:00:22 | 第一章 diet減量過程編
 前出の文献を参照すると、基本的に「厳しいカロリー制限」は無い。ただし、食事内容のうち「炭水化物の制限」と「必要栄養素の摂取」が厳守されることになる。この場合、従来食していた甘味・ご飯・パン・麺などの類の欠乏による飢餓感や不快感、食欲の反動などが最も心配されるというのは、カロリー制限ばかりを至上とする方法の観点からすれば、尤もな予想ともいえる。
 
 そこで、いわゆる「従来、おかずと考えられていたもの」に含有される炭水化物が、今後もそれらを食べ続けることで、摂取し続けられている、という考え方に従ってみる。

 この際、「塩分を控えめにすること」の方が、(カロリーを減らすことなどより)かなり重要なポイントである。もしかすると最も重要なポイントかもしれない、と自分は思う。塩辛いと、やはりこれをご飯に載せて食べたい、という欠乏感を招く可能性がある(慣れたので、今はそれほどの気持ちにはならない)。そして、塩辛い食事では、水や茶を同時に飲みすぎて先に腹が一杯になり、逆に必要な食事の量と栄養量を充分に摂取できない危険もあるのだ。これも「食事を減らす」一方の発想とは、逆転的な発想である。ご飯に付くおかずという意識ではなく、その食品をメインと考える。
 方法としては、たとえば納豆の小1パックなら、付いている「たれ」は半分でいい。出張先のホテルの自室で朝食を食べる時、インスタント味噌汁などを利用する際も、具1つに味噌は半分でいい。野菜炒めや煮物の塩や醤油の量も、少なめで行けるようになる。また、市販のドレッシングなどは、びんに半分や2/3になったら、黒酢か米酢をたしておく。塩辛や珍味の類・佃煮類はごく少量、調味料がわりにエッセンスとして。奴豆腐や焼魚や刺身は醤油を減らして大量に食べられる。こうした調節には、開始して2~3週間もするとほとんど違和感を感じなくなった。

 そして、「身体が必要としているであろう食べ物の、味覚を開拓する」方向に、自分は向かった。 
 何かを制限し「食べられない」という負のイメージではなく、「今まで食べたことのなかった、こんなものを新たに食べられる」という開拓の正のイメージへ、意識を向ける。「ご飯を進ませるためのおかず」でなければいけないという制限も、無い。
 今までさほど食べる習慣がなく、不足していて今後積極的に摂取する必要のあったものは、私の場合は特に、乳製品と海草類である。

食事と食制2

2004-05-04 21:27:37 | 第一章 diet減量過程編
 新しい食事方法へ改める時に、ある種の発想の転換があることを学んだ。
 「何が食べられないか」ではない。「今まで何を食べなかったのか」「何が不足していて、何を食べなければいけなかったのか」を考えるのである。栄養失調のために太っていたのかもしれない。

 それは昼食を例に挙げると、コンビニの弁当一つとペットボトルのお茶一つ買って一食を500円以内で済ませる、ということが不可能になった、という意味である。だいたいそうした弁当一つでは足りず、食後のお茶受けに、あんパンや大福か何かをおまけしたりするのが、かつての私であった。それでも500~600円で済んでいたわけである。

 しかし、「今まで偏って食べていたものを控え」「今まであまり食べる習慣がなかったものをかならず食べる」生活が始まった。私の生活のエンゲル係数は、逆に上昇し始めた。一回の食事量は、減っていない。むしろ増えた。家計簿をつけていても食費支出欄が、以前にない驚くべき勢いでぎっしりと埋まっていく。それと同時に、食事の回数とスピードが落ち、体重が減り始めたのである。

食事と食制

2004-05-03 14:36:53 | 第一章 diet減量過程編
 4月30日と5月1日、2日間で連続3公演LIVEを見に行った。
 当然、客席では弾けて暴れて揺れる。一回約2時間半の有酸素運動×3回で、相当いい運動量だろう。しかし、予想したほど筋肉痛も残らず、わりと爽快だ。精神的にはまだ陶酔感の余韻は残っているが。
 昨年6月に同様にLIVEを見に行った時は、一日だけ、2公演だったが、非常に疲弊した。当時の体重は現在の1.33倍あり、体脂肪は現在の+13~4kgあったことになるので、そのくらいの重量のお米の袋などを常時身体に背負っていたのに気がついていなかったのと同じことだと考えれば、疲れたのも道理である。
 
 食事と食制については、和田氏の参考文献(前出)の記述のとおり、基本的には炭水化物摂取を制限しバランスを考えるというものである。(いわゆる低糖質ダイエットなど)この方式に関しては、糖尿病研究の観点からみたケトン体放出の問題や食制上の難易など、ざっとインターネットを眺めただけでも賛否両論の様相が窺える。個人的に自分の場合、以前の食生活がいかにバランスを欠いていたか(※ご飯好き・酒好き・菓子好き・甘味好き、濃い味付け、嫌いではないが海草や貝や乳製品は食べる習慣がほとんど無かった)を考えると、これまでの食生活の不健康さと比べれば多少のご飯の制限なぞまだましな方だろうと思い、2週間くらいなら試してみようか、と思ったのだった。あわせて、近所の銭湯で血圧計・体脂肪計・骨量測定器のチェックを周期的に行うことにした。

 契機と経過は、悪くなかった。昔「1週間でやせる」的健康食品を1か月分もらった時などよりも、ずっと合理的に効果を認めることができた。炭水化物不足に体内が対応して人工的な糖尿病状態的に脂肪を分解しているのだ、とこの方法を批判する人の話も確かに頷ける。が、幸い自分に糖尿等の持病はない(持病のある人はむやみに開始してはいけない方法だと思う)。しかも一回の食事量が減ってもいない。別にトンカツや天麩羅の衣を全部はがすほど小麦粉を拒絶することもなく、結構食べている。昼過ぎに腹が減っても夕食の時間になれば満腹になる予感を身体が覚えてくるようになる。その空腹時の対策も、研究した。

補則

2004-04-22 08:14:08 | 第一章 diet減量過程編
 このスケジュール変更には、食事の栄養の内容条件の他に、食制的ないくつかの条件を要する。
 全ての条件は参考文献を参照いただくとして、食制条件の中で、自分がそれまで自らに試したことがなかったものには、以下のようなことがある。

 1、朝食と夕食との間は時間が空いている。
 ※その間は水分(お茶や水など)を適宜補給してよい。お茶、コーヒーなどには砂糖やミルクは入れない。私は独居自炊生活なので、メニューと食事時間の融通はおそらく利く。
 2、ゆっくり食べる。
 ※体質改善開始時、生涯初めて食事時間を時計で計ってみた。慣れてくると「大体○○分間で食事をしている」という感覚がわかってくる。
 3、夕食前、会社帰りに風呂に行く。
 ※我が茅屋の風呂は数年来壊れて使用できず銭湯に通っている。この際この状況を大いに利用しよう、と逆転的に発想してみた。一回400円程度だが、エステより低額でかつ融通も利く感覚なので。

 また、従来は非常に気にしていて、違反すると罪悪感に囚われていたような下記の条件
  ・寝る前の○時間前に食事を終え、食べてすぐ寝ない
  ・一回の食事量を○○カロリーに抑える
  ・かならず定時に食事をとる
  ・腹いっぱいになるほど食べてはいけない
 などについては、自分の体重が落ちていくごとに、ほとんど気にしなくてよくなっていった。
 定時に三食必ず食べなければならない、という考え方が逆にストレスになる可能性もある、という話は、最初は本当に半信半疑だったのだが。

 実際、仕事のスケジュール上、会議延長や残業などは随時入るが、時間がゆっくりとれる時はとれる。この半年間、朝食9時・夕食20時、昼食11時・夕食21時という時もあった。昼や夜に食事を伴う業務会合がある時は、その前後の朝食を何時頃にするか計算すれば簡単である。

時間変更

2004-04-22 01:41:44 | 第一章 diet減量過程編
 なぜ下記のようなスケジュールに変更したのかは前述の参考文献を参照いただければよいと思う。

 (変化した、平日の例)
 6:30~7:00頃 起床
 7:00~11:00頃の 間のどこかでの約1時間   朝食
   ※早番出勤(8:30より前)の場合は7時台にとるか、出勤後にデスクで食事(持参)、
     遅番出勤(9:30頃)の場合は8時台にとることが多い 
 午前中勤務(適宜、お茶)
 12:00~12:50(会社の昼休み) コーヒー休憩
 午後 夕方まで勤務 (適宜、お茶)
 夕方 退社
 18:00~ 買物・入浴(銭湯)←※残業があれば22:00以降になることもあり
 帰宅後、夕食(約1時間ほど)
 家事、読書、手紙を書くなどの諸々の事務処理、テレビ・ラジオの視聴など
  (↑夜、18:00~25:00頃の間に、これらのことをする)
 24:00~25:00頃 就寝

 夕方に宴会等がある場合は臨時的措置としてそこでの食事を夕食分にカウントし、入浴は宴会から一度帰宅してから深夜にかけてになり、その後就寝となる。しかし普段は(休日も家にいる場合も含めて)ほぼ上記の流れである。


Q.問題点はどこか?

2004-04-19 00:15:01 | 第一章 diet減量過程編
 例えば、以下が半年前までの自分の平日の生活の概要である。

   6:30~7:00頃 起床
   7:00~7:30頃  朝食 (ごはん、味噌汁、納豆、漬物かサラダ類 ※他に前夕の残りのおかず)
   出勤、勤務  (適宜、お茶)
   12:00~12:50の間 昼食(おにぎり もしくは弁当と、お茶)
   午後の勤務
      夕方、おやつなど(お茶適宜)
   退社・買物など(18:00頃) もしくは残業(~22:00頃まで)
   夕食 (19:00~22:00の間)(ごはん、味噌汁、肉か魚か卵を焼くか炒めるか煮るか
     +野菜、漬物かサラダ類 ※要するに定食然。普段は晩酌はしない。食後はお茶)
   入浴(銭湯) (23:00前後) 他 テレビ・ラジオ、読書、家内労働など
   25:00頃 就寝

 こうして書き出してみても、特に問題なく3食きちんと、ごはん(一食に茶碗1杯)とおかずもバランスよく食べているように見える。デスクワークが多く運動不足気味だから、カロリーもできるだけ低い方がよいと思い、ドレッシングはノンオイルなどを用い、揚げ物などは控えていた。
 食事のカロリーを減らす分、少し間食しても大丈夫だろうと、実は「おやつ」がまだ他にも、間にはさまっていた。職場の性質上、何かと貰い物の菓子が多く残り、また夕方、会議の際にも菓子が持ち寄られてお茶とともに摂ることになる。甘いものは嫌いでもないし、残った菓子も持ち帰り、デスクへ戻ってからも残業の合間につまんでしまう。アイスクリームなどを夕食後や入浴後に食べたりすることもしばしばだった。
 また、昼休みが50分程度あるが、この時に実は窓口に顧客が殺到して、食事をする時間がとれないこともある。15年前は胃アトニー気味だったこともあり、昼を抜いて空腹のままでいるのは胃にも悪かろうと、おにぎり1個とお茶を5分以内にとりあえず胃に収めるだけで済ますことも多かった。もちろんすぐにお腹が空くから、夕方のおやつが必ず欲しくなり、夕食の時間までにお菓子を腹に再度補給することになる。

 …ここまで読まれた方はもしかすると、普通の生活じゃないか、自分の食生活も同じようなものだ、と思われるかもしれない。だが、この生活が、確実に1年に1kgの増量につながっている。
 この食事と生活スケジュールを変えることから、まず試行が始まった。

契機

2004-04-16 12:31:57 | 第一章 diet減量過程編
 半年ぶりに会合した同業者から「随分痩せたが激務なのか病気なのか」と疑われた。以前、自分は1年に1㎏ペースで太っていたから、毎日顔を合わせる職場の周囲の人々が、事あるごとに「また肥えたのではないか」と自分を揶揄して楽しんでいた程だった。彼らは最近の私の外貌の変化には気づいているらしい気配だ。しかしそれ以上詳しくは尋ねてこない。むしろ「酒が進みすぎて困る」「またベルトが締まらなくなった」などの話題で自分がスルーされ、遠巻きに見られている感じがする。どのような方法で痩せたのかを私が一切話さないからであろう。

 このページは、家の中を掃除して片付けるために作った自省日記だが、この半年の生活様式の変化は一種の「体の中の掃除」ともいえる。とりわけ、継続的に何かを実行することのモデルとして、このことを記して自分の肝に命じておくのも悪くないかもしれない。

 ただし現在の状況は、偶然試してみて、たまたまその方法が、自分の従来の食生活や運動習慣などの改善に結びついたのに過ぎないのかもしれない。異なる生活条件や問題を抱えている人もいる。全ての人々に無条件に適応する方法ではないような気もする。ひとまず、その方法が自分に適応したとすればその理由は何か、また、適用に際した工夫や生活の変化状況、感じた問題点などのみに、触れたい。
  
 参考文献:和田要子『フィギュアリング・ダイエット 和田式完全読本』(マガジンハウス、2001.7.)
 他「Good Health!」(Dr.Eddieのホームページ)など併読
 内容の詳細は著作権上のこともあるので本文をご参照いただきたい。
 契機ではあるが宣伝ではない。本は公共図書館などで無償で借りることができる。

再び、口上

2004-04-11 13:38:30 | 第一章 diet減量過程編
 4ヶ月程休載していた。昨年12月に「4㎏近く落ち」たことを書き去った際に、お見舞いのお言葉をお寄せくださった皆様、ご心配をおかけして申し訳ありません。体調はほぼ健康です。

 実は昨年9月の掃除によって台所が復活し自炊に力を入れられるようになって、2003年2月に受けた人間ドックでの注意と指導を思い出し、11月以来は食生活習慣と体質の改善を研究しながら、始めた。体脂肪減量に勤しんでいたのである(美容のためというより生命維持のため)。
 昨年6月の台所使用停止後の外食生活で夏には最大値65~66kgまで行き、非常にまずい状態になったが、11月から1ヶ月2~3㎏のペースでゆるやかに減り、現在52㎏前後、体脂肪は38%から25%になった。(この方法についてはそのうち、言及することもあろう。ゆっくりした方法ですぐには効果は出ないが、何か薬を買って飲むとか無理な断食や運動をしたとかいうわけでは全く無い。)
 そのためこの4~5ヶ月ほど、掃除の方はすっかり、いい加減になってしまった。
 しかし身体は軽く、動き歩くことがさほど苦でなくなっている。生活習慣全般に対する考え方も、随分変化した。
 あとはこの状態をどれだけ今後維持できるかが課題である。その意味ではまだ「始まったばかり」だ。
 
 身体感覚は多分、十数年前の学生の頃と同じくらいの体格なのである。不思議なもので、その体格が感じる重力の感覚が、十数年前の頃の自分の意識や感覚を呼び起こすのだろうか。ふと我に返って、混沌とした部屋を眺めると、そこには十数年前から現在までにたまりにたまった雑誌や書籍や生活道具やらが堆積しており、そこにはその十数年間の時間が詰まっているはずである。
 なのに十数年前の身体感覚の自分はふと、何の紙屑なのか思い出せない、というより、それが何なのかよくわからないような奇妙な気分でそれらを眺めていたりする。まるで十数年前の自分が急に、浦島太郎のように現在にタイムスリップしてきたかのように。

 天気がよかったので洗濯物を干した後、久しぶりに台所の食器置きや調味料台周りを掃除する。台所のシンクは日々の自炊のため、ここ4ヶ月は普段の使用状態が維持されている。ただしその下は黴っぽく、引き出しもめったに開けない。久しぶりに開けると、6年前に自分が越してきた時にその前の住人の方が置いていった伝言(ガス代の使い方など)の手紙が入っていた。野菜屑やビニール袋など、ごみもまとまる。

 今後は、毎日更新するなどということは無理なので、ときどき、暇をみて記したいと思っている。
 (このへんの考え方の変化も、体質改善の影響かもしれない。)