20180126 2018-01-26 09:18:25 | 日記 しかあればすなはち、転不転のおもてをかへゆくににたれども、すなはち明珠なり。まさにたまはかく、ありけるとしる、すなはにこれ明珠なり、明珠はかくこごとくきこゆる声色あり。 正法眼蔵三巻抄 毎田 周一撰集 9 --- 転を迷ひとし、不転を悟りとするも同じことである。・・と続くのですが、こんな心持ちを勉強できた事で寛容さがもてるやうになってきたやうに思います。 読書や在り方のお勉強ができて、素直な感謝の気持ちに向き合える事がなによりも、ありがたいです。
20180125 2018-01-25 06:20:51 | 日記 平安朝時代の・・・感情性の上皮層が崩れて、霊性の中枢が働き出たのは、鎌倉時代からである。すなわち鎌倉時代で、日本民族のもって居る州境用意識が自己肯定をやったのである。・・・・・・日本民族の冷静生活史とでもいうべきものが書かれるなら、鎌倉時代にその中心をおくべきであると、自分は信ずるのである。 日本的霊性 完全版 鈴木大拙 著 ------ 日本的霊性を意識し始めたころは、鎌倉時代ごろではないかと、鈴木大拙さんは書かれています。最初意味が分かりにくかったですが、お大師さん、空也上人、親鸞上人について読書したり寄り道して改めて読みますと、なるほどと、思える気がします。紐づいてきますと面白いです。
20180124 2018-01-24 06:29:15 | 日記 ただ、順境や逆境に立たされている人は、できれば、それがなぜ起こったのかを研究し、それが人為的なものなのか、自然発生したものなのかを区別してほしい。 その上で、自分はどうすればいいなという策を立てなければならないのです。 言ってしまえば、自然発生した逆境とは「大人物の試金石」でもあるのです。 いつか読んでみたかった日本の名著シリーズ13 論語と算盤 上 渋沢栄一著 現代語訳 奥野宣之 ---- 読みやすく優しい文書の現代語訳に助けられます。ものすごく大切な事いうてはります。 自然発生的な事象は、ホンマに大切にしたいところです。 先日の私の様に酔っ払ってコケて突き指してしまっての生活しずらさは、どれにあたりますでしょうか。。。・°°・(>_<)・°°・。
20180123 2018-01-23 06:40:47 | 日記 不務多。而務審其所謂。 言葉多ければいいというものではない。 それより意図をハッキリ伝えることが肝心だ。 論語と算盤 上 自己修養篇 渋沢栄一 著 現代語訳:奥野宣之 --- なかなか気の利いた事が言えない自分への言葉の様に思いますが、仕事の場合は、勘所つかんで的確に話す、伝える必要が多々ございますので、訓練はしておいて損は無いと思います。 言葉少なくても粋なセリフを言えたらすてきだな。。
20180122 2018-01-22 01:10:51 | 日記 ・・・ 「仏さまは、見ていてくださるだよ」 驚いて顔を上げると、箒と桶を手にした頑魯が立っていた。 「いま、なんと?」 「いつでも見ていなさる。泣くがいいだよ。聞きつけて救いにきてくださるだ」 頑魯はそう言うと、頬にちいさな笑みを浮かべた。 「御仏が観ておられる?救いにきてくださる?」 「うん、おらはそう聞いた。間違いねえ。だから、間違いなねえ。だから、すなおに泣いて、助けてくれとたのめばいい。我慢するこたぁねえけども、きっとそうだよ」 もじもじと手をもみしだきながら、いまにも泣き出しそうな顔で笑ってみせた。 その笑みを、その切なげな顔を、慈愛と空也は感じた。事情は知らなくても、共に悲しみ、共に、泣いてくれる。慈愛そのものだ。 ・・・・ 捨ててこそ空也 梓澤 要著 --- 空也上人の生涯の小説です。鎌倉時代のお話。前世がお坊様だったのか何か分かりませんが、ものすごく共感してしまい夢中で読んでまた読み返して感動。。 和の心、在り方の持ち方のヒントが文書にちりばまっておる気がします。