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しかし今いったように、三昧という見地からすると、一粒の黒豆の中にも天地とか、宇宙とかというように大きなものと考えられて居るものさえも、そこで自由に呑吐せられて居るのである。豆は小さい、地球は大きいというのは、分別の世界にいて、対象的に物事を考えるからである。豆そのものになれば、その豆は、宇宙どころではない、宇宙のいくつもを集めた大々的宇宙でも何でも構わない、それが何のことなしに一粒豆の中に収められる。
三昧の境地は、幾何学的または物理学的に考えられた世界のものでないからである。
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いい感じですね。この感覚を探り出しますと見え方変わりますね。
