随喜功徳 (逆のものさしをもってみませんか)

黙々と穏やかにさり気なくおまかせする

20180110

2018-01-10 06:35:04 | 日記


憤怒は破壊である。この世に戦争あり、闘争あり、病あり、死あるを思へば、この世を破壊の全一色に見ることをも得る。平和は戦争の準備なりといふ。熱き戦争に対して、冷たき戦争ありといふ。厚意の相の裏に悪意が隠され、親切の奥に利己心が横たはる。人は武装によって平和を維持するといふではないか。武器の威嚇によつて保たれる平和が、どうして平和といひ得よう。

正法眼蔵三巻抄
毎田周一撰集 9



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破壊とか戦争を普段の人間関係に置き換えて考えますと、立場によっては逆の見方もできて一概にどちらが正解とも言いえない。
簡単に評価できないと思うやうになってきた近頃です。