随喜功徳 (逆のものさしをもってみませんか)

黙々と穏やかにさり気なくおまかせする

20180826

2018-08-26 05:56:11 | 日記


「目は、描かないで描く」と戸嶋は言っていた。生命の奥にある「存在としての目」が、戸嶋の描こうとする目なのだ。目の奥を描くのが戸嶋の目なのである。私は戸嶋との「戦い」において、何度「目」を入れてくれるように頼んだか知れない。しかし、結局、一度もわたしの頼みは聞き入れられなかった。戸嶋は全体の一部としての「目」以外は、決して描こうとしなかったのだ。それが、偉大なことだとわかるまでに、私は随分と時間がかかった。

孤高のリアリズム
戸嶋靖昌の芸術
執行草舟 著

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カッコええ。

久々に読み返していてふと気がつきました。
全体の中に目がある。戸嶋靖昌さんの絵画の
目に感じるものは目であって目ではなく目なのだ。

若い頃、書道でわざとらしく誇張した
作品を書きまくっていたころ師匠はまったく
相手にしてくれなかったこと思い出しましたね。もしかしたら、それに通じるものある
かもしれない。

Rock Musicもそうかもしれない。ずっと
聴いてる音は、最終的にシンプルな
編成で空間を感じ、貫いている音です。
ただ、そういったことを貫いてるバンドは
大概売れていないという、悲しみもちょっとある。

読書については、何度か時間かけて読み返すという楽しみ方が僕は好きだ。



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逆のものさし講サイコー
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