JAさがえ西村山で温湯による種もみ消毒作業がピークを迎えています。
'06年度産の温湯消毒は137㌧で13品種を同施設で一括処理しています。
利用料は1㌔当たり45円
作業は8時30分から5時30分で3台の機械を使用して一日6㌧が処理されています。
消毒は60度のお湯に10分、10度の水に5分、さらに遠心分離機にかけて水分除去50秒で完了となります。消毒済みの種籾は各支所へ配達し、今月末には農家へ届くことになります。
農家は、種子消毒が不要となることから、すぐに塩水選をおこないこれまでと同様に浸種を実施できます。
ただし、種籾は無菌状態であることから殺菌された水道水を使用することが条件とされています。
これらの消毒で、対象病害虫ばか苗病・いもち病・苗立ち枯れ細菌病・もみ枯細菌病に効果と農薬をつかわないことで減農薬のひとつとして環境にやさしい面が評価されています。
温湯消毒機は16年度 に3台導入し(約1億円)17年度の作付けから実施されました。
また、JAさがえ西村山では数年前から土づくり安心米の安定生産をめざして、肥料の共同散布を実施し、助成金10アール800円程補助しています。
しかし、これらの混合肥料を施肥してもすぐに食味効果などが改善されないことや価格に大きく転嫁されないことから、この取り組みに参加しない農家もいます。
さがえ営農センターでは18年度の目標は780㌶とし安心米の産地化を目指しています。