さくらんぼ「紅秀峰」生産拡大に取組む農家
寒河江では、加温ハウスによる早出しさくらんぼ出荷をはじめ、多品種を植栽し、さくらんぼ収穫の長期化を図ろうと市・JA・農家が一緒に取組んでいます。
そのひとつとして寒河江市にある県農業生産技術試験場で交配され、1991年に品種登録された「紅秀峰」が各地域で順調に生育しています。
栽培技術の難しさや収穫までに手数がかかるなど課題もありますが、市では苗木への補助を実施、さらに小規模畑地化を進めるなど、生産拡大とさくらんぼ収出荷時期の長期化を目指しています。
紅秀峰は収穫時期が7月上旬の収穫で、さくらんぼの主流となっている佐藤錦よりも大粒で糖度も高く、日持ちもすることから、最近では市場でも高く評価されてきています。
今年20アールを植栽したある農民は
「手数がかかるということでためらっていたが、現在あるさくらんぼが老木になってきたので切り替えた。手間がかかることは承知している。
今後、成木に近づくにつれ、雨よけハウス設置などの問題(今のところ補助制度がない)がでてくるなどありますが、あわてずに農作業の配分をどうするかは成長を見ながら考えていく。
また先輩生産者などのアドバイスや管理のための講習会に積極的に参加し、効率的な生産を目指していきたい」
と語ってくれました。
18年産贈答価格1キロ詰(円)
等 級 秀 特秀 特選
佐藤錦 3,000 6,000 10,000
紅秀峰 3,000 6,000 10,000