№１ コピージャズ野郎？！《テッド・ナッシュ(as)》

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　 ジャズサックス「テッド・ナッシュ」のレコード紹介です。～♪

 

若干20歳、初リダー作。

79年・20歳の割に、オーソドックス過ぎ？

20年は遡ったか、モダンジャズのコピーか？

①『コンセプション』(79)
《Conception/Ted Nash》

テッド・ナッシュ(as,ts,fl)、

ランディー・カーバー(p)、ボブ・マヌソン(b)、ジェフ・ハミルトン(ds)。

《テッド・ナッシュ参加のアルバム ブログ紹介》

③『Louis Bellson』(78)(続)№3 変わらぬズダダダドラム《ルイ・ベルソン(ds)》 - だらずだらじゃず・本音ジャズ

16歳で有名ビッグバンドでプロ活動を始めた。
当①がナッシュの初リーダアルバム。

若干20歳の作品(79年)。

ビッグバンドで鍛え上げられたか。

若いのに随分と正統派。
ミディアムテンポで、メロディアスにH.バップをゆとりで聴かす。

ハイテンポではモードを加え、いい乗りで聴かす。

強弱＆アタックを強く活かす。
がむしゃらな奇声も少なく、オーソドックスに。

とても20歳と思えない、円熟味を感じさせる。
 

面白いのは、「クールストラッティン」。
この有名曲の解釈は面白い。

他にはチョット無いのでは。
 

この頃(79年)に、この若さでプレイするなら。

もっと冒険した演奏が聴きたい。

20年遡ったモダンジャズ期の模倣・コピー。

と、言われてもしょうがない。
これならS.スティットを聴くほうがマシか。

70年代後半以降の録音は大嫌いな音がある。
ウッドベースの音が「ヌタ～、ズル～」と、粘っこい。
 

ピックアップマイクを使用したベース録音。

これでは、弦の音しかしない。
まるで、エレキベースの音。
 

ウッドベース特有の「ブンッ・ガサ～」が無い。
力強く弦が響き、その後にベース本体が響いた空気音が無い。
 

ドラムも嫌いだ。

チューニングが低過ぎて「バタ、バタ」と。
まるでロックのドラム、ドラムの胴が響く「ドウ～ン」が聴けない。

20歳のナッシュは、今後多くの作品をリリースする。

どう変わって、どう成長するのか？

興味が尽きないプレーヤーではある。

♪～ 若干20歳、オーソドックスだが若き正統派の音を楽しんで下さい。