№1 「ぐっ」！独り占めの声《バーバラ・リー(女性Vo)》

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しっとり声を「ぐっ」、独り占め！

丸いピアノ＆枯れたトランペットが絡む！

古き良きアメリカ、心地良く空気を振るわす！

一句

　　“　浸みる声　枯れた香りの　４ビート　”

①『ア・ウーマン・イン・ラヴ』(55,78)
《A Woman In Love/Barbara Lea》
バーバラ・リー(vo)　ビリー・テーラー(p)、

ジョニー・ウィンドハースト(tp),
ジミー・シャーリー(g)、アール・メイ(b)、

パーシー・ブライス(ds)。　
《女性ヴォーカル・一部　Blog紹介》

②『Vicki Benet』№2　大変身！妖艶モンローへ《ヴィッキ・ベネット(女性Vo)》 - だらずだらじゃず・本音ジャズ

①『Georgia Gibbs』№1　美人！｢のど・ちんこ？ or 豆？｣が《ジョージア・ギブス(女性Vo)》 - だらずだらじゃず・本音ジャズ

これは面白い企画のアルバム。
これは、バーバラの55年・デビュー作。
再発時に78年録音の４曲をカップリングしリリース(①)。

23年の時を経て、デビュー時の歌声と共に楽しめる。
 

面白いのは、ジャケットの違い。

デビュー時は若き表情で横向き顔(YouTubeリンクのジャケット)

再発盤①は歳相応の表情で正面向き。

デビュー作はラッパを入れたカルテットの演奏。
歌声は「ぐっ」と独り占め出来る丁度良いスケール。
張上げる威勢はなく「しっとり」声が浸み込んでくる。

低く唸るヴィブラートは心地良く空気を振るわす。
心温まる声に絡む、渋味・枯れた味のトランペット。
そして、太く・丸いピアノの音が転がるように伴奏を。

　一句

　　　“　浸みる声　枯れた香りの　４ビート　”

ピアノとラッパが50年代の古き良きアメリカの響きを添え、

バーバラの声を包み込んでくれる。

そして、23年後のバーバラは歌うスタイルを変えた。
声を張り上げステージスタイルのダイナミックな唱法に。
残念ではあるが。

 

♪～♪ 　心温まる声に絡む、枯れたラッパとピアノの丸い音をお楽しみ下さい。