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ジャズ四季音彩

音楽、旅、映画、鉄道模型、絵画、写真、オーディオなど、いままでやってきた趣味をこのブログで発信し、交流を深めたい。

118.ジャズ温故知新(Thelonious Monk Brilliant Corners)

2013-11-30 23:11:59 | オーディオ
セロニアス・モンクの4回目。
モンクのリバーサイドでの傑作アルバムの紹介です。
【セロニアス・モンク ブリリアント・コナーズ】
メンバー
セロニアス・モンク(p)、アーニー・ヘンリー(as)、ソニー・ロリンズ(ts)、オスカー・ペティフォード(b)、
マックス・ローチ(ds)、クラーク・テリー(tp)、ポール・チェンバース(b)
曲目
1.Brilliant Corners
2.Ba-lue Bolivar Ba-lues-are
3.Pannonica
4.I Surrender, Dear
5.Bemsha Swing
このアルバムは、モンク・ワールドいっぱいのジャズ遺産となる演奏です。
1956年12月、ニューヨーク録音。
表題曲「ブリリアント・コナーズ」でのソニー・ロリンズのテナーは、もちまえの自由闊達なソロで、
奇声を発する低音からの自由奔放なアドリブは、刺激的でモンクとの音楽性も合っていて、
メンバー全員でモンクス・ミュージックを演奏している、スリルと緊張感に満ちた素晴らしい演奏。
三曲目の「パノニカ」は、モンクや他のミュージシャンに資金援助をしていた「パノニカ男爵夫人」
のことで、モンクがセレスターを弾いて、ヴィヴラホンのような音で美しい曲に、
モンクはパノニカ夫人に愛されたので、この曲を作ったのではないか。
最後の「ベムシャー・スイング」もマックス・ローチがティンパニーを叩きその演奏を特異なものにしていて
興味をそそる。この曲のみ、アーニー・ヘンリーとオスカー・ペティフォードの変わりにクラーク・テリー(tp)、
ポール・チェンバース(b)がメンバーに。

117.ジャズ温故知新(Thelonious Monk The Unique)

2013-11-28 22:25:01 | jazz
セロニアス・モンクの3枚目。
リバーサイド盤の「有名なスタンダード・ナンバーのものすごく個人的な扱い。」というアルバム。
【セロニアス・モンク ザ・ユニーク】
デザイナー、ケビン・ベーコンの切手のモンクのデザインがおもしろい、ジャケットの表紙で有名。
モンクス・ミュージックいっぱいのスタンダード・ナンバー・アルバム。
彼が弾くとこの有名なスタンダード・ナンバーが彼のオリジナル作品かのように聞こえる。
まさしく、自家薬籠中の物。
メンバー
セロニアス・モンク(p)、オスカー・ペティフォード(b)、アート・ブレーキー(ds)
曲目
1.Liza
2.Memories of You
3.Honeysuckle Rose
4.Darn That Dream
5.Tea for Two
6.You Are Too Beautiful
7.Just You, Just Me
私は、3曲目のハニーサクル・ローズのアドリブ展開が好きだ。

116.ジャズ温故知新(Thelonious Monk Thelonious Himself)

2013-11-27 23:42:19 | オーディオ
セロニアス・モンクの2回目です。
リバーサイドの初期の彼のソロ・ピアノの名演の紹介です。
【セロニアス・モンク セロニアス・ヒムセルフ】
1957年4月12&16日に録音された、まだソロ・ピアノが演奏されることが少ない頃のアルバムで、
彼の傑作アルバムの一つに数えられる作品です。
彼のピアノはオンリーワンのものでその縦の奏法はピアノという楽器が、
打楽器だということを再確認できるものです。
普通のピアノ奏者は流麗にグランド・ピアノ高音から低音までをフルに流れるように弾くのが
うまい奏者とされていますつまり横のラインで弾いている
(オスカー・ピーターソン、アート・テイタム、そのほか数多のピアニスト達)だが、
彼の弾き方は、縦のライン、つまりパーカッシブに弾いているそして不協和音の連続で、
クラッシックのピアニストからみれば、とても及第点とはいえないでしょう。
だがこれが、ジャズの奏法でみれば、当時としてはまったく未開拓の分野でもあり、
スリリングで個性的で、躍動てきでもあり、素晴らしいということに、
ジャズはビートを伴う音楽であるからこそこの奏法が端的にその良さを示す。
ゆえに、彼は偉大なのであるのではないか。
そんな彼が、こんな時代にソロ・ピアノですから驚きです。
「四月のパリ」、「ゴースト・オブ・ア・チャンス」「君にこそ心ときめく」「アイ・シュッド・ケアー」
「オール・アローン」などのスタンダード・ナンバーを彼のモンクス・ミュージックにしてしまう。
「ファンクショナル」「ラウンド・ミッドナイト」「モンクス・ムード」が
彼のオリジナルで彼の個性がたっぷり聴ける。
最後の曲「モンクス・ムード」のみ、ジョン・コルトレーン(ts)とウイルバー・ウエア(b)が加わる。

115.ジャズ温故知新(Thelonious Monk Genius of Modern Music Vol.1)

2013-11-26 23:09:31 | jazz
今日からセロニアス・モンクのアルバムの紹介です。
モンクはデューク・エリントンのピアノをラジオで聴きその影響下で自身のユニークな個性を確立した。
彼の音楽は、モダンジャズの基盤となり、
彼と同年代にモダンピアノの祖となるバド・パウエルにもその影を差している。
そんな彼のブルーノートに吹き込んだ第1集は、モダン・ジャズのとても貴重な財産だ。
【セロニアス・モンク 第1集】
1947年10,11月に録音した、モンク芸術のエッセンスを記録した輝かしい初期の作品集です。
モンクはアドリブ・プレイヤーというよりコンポーザーとしての方が世に名高いが、
(「ラウンド・ミッドナイト」、「ストレート・ノー・チェイサー」、「エピストロフィー」
「ウェル・ユー・ニードント」などジャズのスタンダード・ナンバーになっている。)
彼のユニークなピアノ・スタイルこそ目を向けるものである。
特にミルト・ジャクソン(vib)とのセッションが素晴らしい彼のバックをつけるモンクの大胆なアプローチは、素晴らしいものがある。「I Mean You」「Epistrophy」「Misterioso」
彼のピアノは、リズム、メロディー、ハーモニーが一体となり「モンクス・ミュージック」を形成している、
だから、スタンダードの「パリの四月」を聴いても、それはモンク・ワールドになってしまう。
モンクは、しばしテーマから逸脱した音を弾き、意表をつくリズムを紡ぎ出すが、
それこそ、ジャズにはなくてはならない、スリルを生み出す基になり、
大きな意味でのジャズの原動力になっている。聴く者にとっては、エモーションの固まりとなって届くのだ。

114.ジャズ温故知新(Everybody Knows Johnny Hodges)

2013-11-25 23:15:35 | オーディオ
今日でジョニー・ホッジスの最後です。
私はこのアルバムを聴いてジョニー・ホッジスが好きになりました。
【エヴリボディ・ノウズ ジョニー・ホッジス】
ジョニー・ホッジスといえば、チャーリー・パーカーが現れる以前の、
「アルト・サックスの三傑」ジョニー・ホッジス、ベニー・カーター、ウィリー・スミスでした。
おしくも、1970年5月11日歯の治療に赴いて突然この世を去るまでの
42年間にわたってアルト・サツクス界の第1人者でした。
このアルバムは、そんな彼の1964年2月6日にインパルスに録音されたものです。
メンバー
ジョニー・ホッジス(as)、レイ・ナンス(cor)、キャット・アンダーソン(tp)、ローレンス・ブラウン(tb)
ポール・ゴンザルベス(ts)、ジミー・ジョーンズ(p)、アーニー・シェパード(b)、グレディ・テイト(ds)
のオクテットとこれに、
ロルフ・エリクソン、ハービー・ジョンズ(tp)、バスター・クーパー、ブリット・ウッドマン(tb)
ラッセル・プロコープ(as)、ジミー・ハミルトン(ts)、ハリー・カーネイ(bs)が参加したビック・バンド
の二つのグループによる演奏です。
曲目
1.Everybody Knows(オクテット)
2.The Jeep is Jumpin'(ビックバンド)
3.310 Blues(オクテット)
4.Main Stem(ビックバンド)
5.I let A Song Go Out of My Heart ~ Don't Get Around Much Anymore(ビックバンド)
6.A Flower is A Lovesome Thing(オクテット)
7.Papa Knows(オクテット)
8.Open Mike(ビックバンド)
という構成です。私は、オクテットものに軍配をあげます。
ホッジスの魅力的なアルト・サックスがより堪能できるからです。