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ジャズ四季音彩

音楽、旅、映画、鉄道模型、絵画、写真、オーディオなど、いままでやってきた趣味をこのブログで発信し、交流を深めたい。

21.ジャズ温故知新(The Return of Art Pepper)

2013-07-02 23:40:20 | jazz
今日は、アート・ペッパーの二回目。
1952年先日のディスカバリー・セッションの次の年、53年、麻薬常用の罪で、ロス・アンゼルス刑務所にて服役、テキサス・フォート・ワース病院に移送、治療を受ける。
54年5月に釈放。そして彼の妻は、彼の逮捕と1年の入院生活に耐えかねて、娘を連れて実業家に嫁ぐ。
彼にとっては二重の悲劇となった。
そして1956年8月、ジャズ・ウエストにこの演奏を録音、カンバックしたのだ!
【ザ・リターン・オブ・アート・ペッパー】
そしてこの年、ダイアンという女性と出会い結婚、彼の幸福な音楽人生が始まる。
もし、彼女に巡り会わなければ、この後のタンパ、イントロ、コーテンポラリー、のセッションは生まれなかったかも、つまり、彼の名盤は生まれて無く、ただのジャンキーで埋もれていったかもしれない。
それが証拠に、ダイアン、ダイアンのジレンマなどの曲がこの名盤のなかに・・・。
さてこのアルバムですが、ジャック・シェルドン(tp)とのセッションで、他にラス・フリーマン(p)、ルロイ・ヴィネガー(b)、シェリー・マン(ds)が参加。
このジャズ・ウエスト盤は名盤と言われていますが、私個人としては、ペッパーは、ワンホーンが一番。
とはいっても、このアルバムで好きな曲は、あります。
A面の2,3曲目の「ブロードウエイ」「ユー・ゴートゥ・マイ・ヘッド」
B面の2,3,5曲目の「マイノリティ」「パトリシア」「ウォーキン・アウト・ブルース」
その哀愁と繊細で、ブルージな乗りは、彼の日本のジャズファンに愛されるいわれだ。

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