心の光で照らしながら

日々の気付きや色々

2017-04-27 01:29:54 | 例え物語
その糸が紡ぎ始めてどの位経つのだろうか?

儚く細いその糸は、決して千切れる事は無く少しずつ、少しずつ、紡がれていく。

あまりにも儚く細いので、私は不安になる。
いつか千切れてしまうのではないだろうかと。
何度も何度もそんな不安に悩まされながら、私は紡ぎ続ける。

その手元に七色に輝く反物が出来上がる事に気付くのは、もう目前だ。
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宇宙みたいな人

2017-01-16 00:44:45 | 例え物語
私はあなたに問い掛けます。

私はこんな答えが返ってくるかな?
次はこう言おうかななんて一人思案するのです。
AもしくはB、もしかしたらCかもしれないなんて3パターン位想像してみます。
しかし返ってきた答えはまさかのZだった!

私の想像を超越するあなたはまるで宇宙の様だ。

なんてワクワクするんだろう!
人は未知のものには恐怖を抱き易いのかもしれないけれど、私は寧ろその中に飛び込んでみたい!

その宇宙を触れて、感じて、溶け込んでみたいんだ!
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山に登るから、軽装で行く事にした

2016-11-03 01:53:43 | 例え物語
私はとある山を見つけました。

その山は真っ直ぐ聳え立ち、他の山々とは明らかに違う雰囲気を醸し出しています。
私はその山を見て、とてもワクワクしました。
直感的に感覚的に、まるで魂が呼応する様な不思議な気持ちになったのです。

私はその山に登りたいと思いました。
実際に身と心を以てその山を感じてみたいという気持ちになるまで、そう時間はかかりませんでした。

しかし登山するのは十年間近く振りだし、どうしたら良いのか分からなくなり、仕舞いには自分がどうしたら良いのかすら分からなくなる始末。
山は目の前にあるのに、麓で右往左往していました。

そこで私は近くに居る魔法使いにアドバイスを乞いに行ったのです。
魔法使いは一枚のカードを見せてくれました。
『これが今のあなたの結末ですよ』
そのカードには、十本のワンドを抱え、遥か遠くの目的地へ向かう絵が描かれていました。
魔法使いは続けます
『その沢山のワンドが無ければ、目的地には少なくとも現状よりは早く目的地に辿り着けるわよね』
その時私は気付いたのです。
最初はただ純粋にその山に惹かれたのに、いざ登ろうしたら何があっても自分が傷付かない様にあらゆる予想をしていた事に。
それが増えるにつれて、自分自身が身動き出来なくなっていたのです。
魔法使いは独り言の様に
『こうなったらどうしようなんて、その時に考えれば良い事なのよ』
そう言い捨てると、いつの間にか姿を消していました。

必要なのは、『この山に登って、あらゆる事を感じてみたい』という素直な気持ちだけ。

私はこれから山に登ります。


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