Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Paul Butterfield in Germany 1978

2021年11月21日 | Bootleg
1,Germany 1978/Paul Buterfield with Buzz Feiton (Pop Eye) 2CD-R 650円
久し振りのポール・バターフィールド入手です。
1978年9月15日に収録れたドイツの音楽TVショー「ロックパラスト」出演時の音源を1枚目に2枚目にその前日のリハーサルの模様を収めたCDです。1枚目は2010年にこちらで取り上げたオフィシャルで出たCDと同じ内容。勿論映像もあってDVD化もされています。

10年前に書いたその記事にこの演奏はかつての子分バジー・フェイトンに「ひさしを貸して母屋を取られる」というイメージとか書いているのですが、久し振りに聴いてみると、いや、そうでもないかとも思えるようになって。バジーがバターバンドに加入した68年から10年が経過、78年のバジー・ヘイトンは押しも押されぬクロスオーバー/フュージョン・ギタリストの第一人者に成長しているわけで、バターバンドに入った頃の10代のブルースギター小僧では無いのです。ポールも勿論それを承知で共演したわけだし、この頃に至ってはブルース馬鹿なおじさんでは更々無いわけで、よーく聴けば思いのほか楽しそうに歌いハープを吹いています。

とにかく恐ろしく手数の多いギタリストなので時に今何を聴いているのだ?となることはあってもバジーも"Jiust When I Needed You Most"(ランディ・ヴァンウォーマーの曲かな、いい曲です)とかの非ブルース曲では繊細に寄り添うギターを弾いたりも。ドン・ニックスの"Going Down"も恐ろしくバジーの手数の多いギターともう一本のギターがかっこよく絡み合ってポールのハープに歌もノリノリで聴き応え充分、Disc-2の前日のリハーサルを聴いてもやはり主導はポールであることがわかります。このリハーサル音源、音のバランスが崩れたりもしますが本盤では演ってないポールの十八番"Born in Chivago"も聴けたりします。

ということで、10年前に聴いた時にはほぼ受け付けなかったこの演奏ですが、今聴けば充分に楽しめました、いやはや、いい加減なもので、我ながら(苦笑)

Butter

Butter

Butter

THE PAUL BUTTERFIELD BAND - Born Under A Bad - 1978




Paul Butterfield Blues Band with Buzz Feiten "The Thrill is Gone"





コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (しみへん)
2021-11-22 14:11:37
私も前の時には違和感を感じる、とコメントしました。
無意識的に前のバターバンドのようなモノを期待していたかも、というのもありますが、一番感じる違和感はバジーのギター主体のサウンド、フレーズにポールのヴォーカル、ハープが浮いているような感じがして・・・。
自分の中でハープが合う音楽のイメージが固定化してしまってるのかもしれませんが。我ながら頭が固い!
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Re:with Buzzy (Jahking@管理人)
2021-11-22 19:58:46
例えば1曲目のブルースのブの字も無い2本のギターのショーケースのようなインストナンバー、ポールはハープ(ミックスが遠くてもったいないのですが)をバックで実に気持ちよさそうに吹いています、続くのは十八番の"One More Heartach"、これも気持ちよさそうに歌い吹いています。
こちらの耳が軟化したというのは勿論あるのですが、今にして思うのはしみへんさんの仰るイメージが固定化された耳ではこの音楽は楽しめないということのようです。
と思って聴くと当時一番何だかなぁだった"Walkin Blues"も面白ろく聴けたりしました。
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