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フィルタ特性の測定方法

2011-01-16 | 日曜電子工作
 浦安シャックで,どうやって測定出来るか考えてました.

 以前のフィルタを作った時,その性能を知るのは耳とSメータが頼りでした.
 そうなると,個人差もあるのとそれなりの定量的な話が出来ないわけでして,CWフィルタを新らしく作るので,何とかビジュアルに表示出来ないかをしばらく考えてました.

 スペアナは持ってないし,SSGもないし,オシロは壊れたまま.
 最近は,この手の測定ツール等のキットが販売されているので,それを作ろうかとも思ったのですけど,使用頻度を考えるとこのフィルタを完成させたらしばらくは使わないと思うから躊躇っていたんですよ.

 ってわけで,今使えるツールから何とかしようと考えて,ひょっとしたら...でさっそく実験してみたのが↓でした.

 1.IC-706MKⅡのマイク入力へ Wavegane の周波数スイープ用ノイズを入力.
   SSBモードで送信.

 2.FT-817で受信して出力を Wavespector へ.
   CWのナローモード(Collins Inside ですから.)で受信.

 3.オーディオ信号レベルでフィルタ特性を確認.

 それがコレだ!...1,2,3...

     

 PCのオーディオ系ソフトを使って表示する事が出来ました.
 もっとも,フロアノイズがあるからあまりキレイには表示出来ないですけど,それなりにフィルタ特性は確認出来ます.

 FT-817の350Hzメカニカルフィルタはスカート特性も良さそうですね.
 結構,減衰特性が良いですから.

     

 縦軸のdB値は無視して-60dBを基準に-6dB減衰として,
 855.5Hz-539.1Hz=316.4Hz

 やはり,350Hzのメカニカルフィルタは伊達じゃないっすね.

 ただし,この測定方法は欠点がありまして,フィルタを使用する為の無線機を製作中だと,この方法は使えません.
 今回の様に,フィルタだけを交換する様な場合しか使えない手段です.
 でも,最初にフィルタを作った頃,このソフトがあったら,随分と違ったかも知れませんね.
 もっとも,既にあったかも知れませんが,それをこうして使う手段とは全く考え付かなかったと思います.
 その時は,自分の耳とP-7DXのSメータで判断していましたから,帯域幅を調整する都度,微妙な変化がはっきりとは判りませんでしたね.

 非常にアマチュア的(アマチュアですが.)ですけど,フィルタ特性が定量的に測定出来そうです.


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2 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
フィルター特性測定 (toyama)
2011-01-16 18:07:36
こんにちは 外山です。
フィルター特性の測定の際、私は受信機にノイズブリッジのホワイトノイズをアンテナ端子に入力して、後は同じ方法で特性を見ています。
返信する
ノイズブリッジ (JO7MJS/Sam)
2011-01-16 18:26:47
外山さん,

 ノイズブリッジも良いですね.
 ヤッパ,入力側は何か作った方が良いかなぁ...先に,フィルタ作ってからにします.Hi
返信する

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