
今シーズンへ向けて6mのアンテナ構築かな.
ってのは,微妙でしていわき市内ローカル局で6mでのQSOが少しブーム.
今ある6mのアンテナは,HF帯の4エレ八木にオマケ的に取付けたパラスティックエレメントのDPしかないわけ.
タワーを下げた状態だと,エレメントが自宅屋根と同じくらいの高さなので,障害物となって市内への飛びがいまいちでした.
信号強度はFMモードでRS59+の局もいれば,ノイズだけで内容判らずまで様々なので,全体的にローカルQSOをもう少しクリアーな信号にする為に考えてました.
そこで,ローカルQSO用にアルミパイプでDPを作って,TVアンテナのマストに取付ける事にしました.
地上高は9mH程度になって,障害物は見たところ裏の小学校だけで市内の飛びが期待出来そうです.
ついでに,パラスティックエレメントもDPではなくて,リフレクターを追加して2エレ化してみようかと.
うまく動作する様なら,ディレクターを1本追加して3エレ化もと色々考えてますが,まずは,アルミパイプでDPを作ります.
エレメントは以前ローカルから譲ってもらっていたクリエート製50MHz6エレの給電部と取付金物があったので,それを使って給電部は自作バラン.
前フレが長くなりましたが,その1は,バラン製作記です.
この自作バランで,一時ラビリンスに入った感あって,流石に参ったですね.
以下,箇条書き,
1.3線式強制バラン用に,トロイダルコアFT-114-43と直径1mm程度のエナメル線を用意
2.ネットで確認しながら作ってみたんですが,どうしても線間が均一に作れず
3.インピーダンスの乱れからか,HF帯の21MHzあたりまではSWR=1.2
3.ところがそれ以上の周波数になると50MHzでSWRは2を超えてしまう
4.エナメル線を巻き直したり,捩っても大きな変化なしで自分の腕の無さにいささか意気消沈気味
これでは,50MHzでは使えず,V/U帯になると一筋縄では行かない感あり.
フロートバランにしてもSWRが下がらずで,この際,見よう見まねではなく基本から見直す要あり.
そもそも,トロイダルコアでバランを作るってのが初めてだと思うのですよ.
「アンテナ・ハンドブック」や「トロイダル・コア活用百科」,ネット記事などを読みながら,改めてバランの製作を始めました.
1.インピーダンスの乱れが少ない同軸ケーブルと強制バラン用にエナメル線1本を使う
2.FT-114-43だと1.5D-2Vサイズじゃないと上手く巻けない
3.1.5D-2Vでは送信出力が大きく取れそうにないから3D-2Vサイズがベター
4.1.5Dサイズのテフロン同軸がジャンクBoxに残っていたのでそれなら50wは楽勝

1.5Dサイズのテフロン同軸は,単身赴任中の釣竿アンテナとAH-2(ATU)を使っていた時,トロイダルコアとテフロン同軸で作った高調波対策用のコモンモードフィルターの余り.
50MHz対応のバランは文献を読んでザックリ言えば,強制バランは巻き数によるインピーダンス(抵抗値)が線路インピーダンスの5倍以上必要だそうで,50×5=250Ω以上のインピーダンスが必要.
50MHz用バランの巻き数を計算すると2回巻けば良い様子.(FT-114-43の場合)
あくまでも計算値なので,1.5Dサイズは余裕をみて5回巻けたのですが,3Dサイズだと3回程度が限界でしょうか.
それに沿う様にφ1mmのエナメル線を巻いて仕上げています.
強制バランの製作や接続方法は,ネット系に沢山Upされていますので,そちらを参考にして下さい.
それと,50MHz辺りはコイル以外の余長もシビアーなので極力短くしています.
テストは,100Ωの抵抗を2個パラにして50Ωのダミーロードとしてアンテナアナライザーで測定.

オオッ! 50MHzでSWRが1.31とやっと使えるレベルに下がりました↑

25MHz~75MHzまで,スイープしてチェックしてもそれなりにブロードですから,バランとして使えます↑
ちなみに,フロートバランの場合,必要なインピーダンスは60倍の3000Ω以上になりますが,計算値の巻き数は4回なので,ネット系の製作記事でも5回巻きが多いのは頷けますね.(FT-114-43の場合)
ケースインは,手持ちに小さいケースしか無かったんですが何とか収まって,これでまた一つ手持ちが減りました.(終活兼ですから)

ところで,話が少し逸れます.
改めて,バランの原理や作り方をネット系や手持ちの書籍で調べて判ったんですが,50MHzにバランは要なのか? です.(バランの仕組みは,長くなるので省略)
あれば良いのは判りますが,仮に50MHzの給電部にフロートバランを取付けた場合,要はコモンモードフィルターなんですよ.
だから,大型のトロイダルコアに同軸を巻く.(3000Ω以上になる巻き数を計算してですが)
無理ならFT-114-43を5個用意して同軸を通して,位置を固定すれば別途バランを取付ける必要無いかなと思ったわけです.
次作る時は,フロートバランで考えますが,多分Nextは無いですわ.
話を戻します.
ちなみに,50Ωの抵抗でSWRをチェックした値は,実際のアンテナだともう少しSWRが下がる云々ってネット記事があったんです.
50MHz辺りだと,ちょっとしたリード線の長さでSWRが大きく変化するのを確認しているので,間違いないかと思ったら,その通りでした.
バラン製作は,昨年末に終了していましてDPアンテナの製作調整は,昨日(5日)終了しました.
取付はまだですが,Nextはそこら辺りから始めます.
to be continued.

ってのは,微妙でしていわき市内ローカル局で6mでのQSOが少しブーム.
今ある6mのアンテナは,HF帯の4エレ八木にオマケ的に取付けたパラスティックエレメントのDPしかないわけ.
タワーを下げた状態だと,エレメントが自宅屋根と同じくらいの高さなので,障害物となって市内への飛びがいまいちでした.
信号強度はFMモードでRS59+の局もいれば,ノイズだけで内容判らずまで様々なので,全体的にローカルQSOをもう少しクリアーな信号にする為に考えてました.
そこで,ローカルQSO用にアルミパイプでDPを作って,TVアンテナのマストに取付ける事にしました.
地上高は9mH程度になって,障害物は見たところ裏の小学校だけで市内の飛びが期待出来そうです.

ついでに,パラスティックエレメントもDPではなくて,リフレクターを追加して2エレ化してみようかと.
うまく動作する様なら,ディレクターを1本追加して3エレ化もと色々考えてますが,まずは,アルミパイプでDPを作ります.
エレメントは以前ローカルから譲ってもらっていたクリエート製50MHz6エレの給電部と取付金物があったので,それを使って給電部は自作バラン.
前フレが長くなりましたが,その1は,バラン製作記です.
この自作バランで,一時ラビリンスに入った感あって,流石に参ったですね.

以下,箇条書き,
1.3線式強制バラン用に,トロイダルコアFT-114-43と直径1mm程度のエナメル線を用意
2.ネットで確認しながら作ってみたんですが,どうしても線間が均一に作れず
3.インピーダンスの乱れからか,HF帯の21MHzあたりまではSWR=1.2
3.ところがそれ以上の周波数になると50MHzでSWRは2を超えてしまう
4.エナメル線を巻き直したり,捩っても大きな変化なしで自分の腕の無さにいささか意気消沈気味

これでは,50MHzでは使えず,V/U帯になると一筋縄では行かない感あり.
フロートバランにしてもSWRが下がらずで,この際,見よう見まねではなく基本から見直す要あり.
そもそも,トロイダルコアでバランを作るってのが初めてだと思うのですよ.
「アンテナ・ハンドブック」や「トロイダル・コア活用百科」,ネット記事などを読みながら,改めてバランの製作を始めました.
1.インピーダンスの乱れが少ない同軸ケーブルと強制バラン用にエナメル線1本を使う
2.FT-114-43だと1.5D-2Vサイズじゃないと上手く巻けない
3.1.5D-2Vでは送信出力が大きく取れそうにないから3D-2Vサイズがベター
4.1.5Dサイズのテフロン同軸がジャンクBoxに残っていたのでそれなら50wは楽勝


1.5Dサイズのテフロン同軸は,単身赴任中の釣竿アンテナとAH-2(ATU)を使っていた時,トロイダルコアとテフロン同軸で作った高調波対策用のコモンモードフィルターの余り.
50MHz対応のバランは文献を読んでザックリ言えば,強制バランは巻き数によるインピーダンス(抵抗値)が線路インピーダンスの5倍以上必要だそうで,50×5=250Ω以上のインピーダンスが必要.
50MHz用バランの巻き数を計算すると2回巻けば良い様子.(FT-114-43の場合)
あくまでも計算値なので,1.5Dサイズは余裕をみて5回巻けたのですが,3Dサイズだと3回程度が限界でしょうか.
それに沿う様にφ1mmのエナメル線を巻いて仕上げています.
強制バランの製作や接続方法は,ネット系に沢山Upされていますので,そちらを参考にして下さい.
それと,50MHz辺りはコイル以外の余長もシビアーなので極力短くしています.
テストは,100Ωの抵抗を2個パラにして50Ωのダミーロードとしてアンテナアナライザーで測定.

オオッ! 50MHzでSWRが1.31とやっと使えるレベルに下がりました↑


25MHz~75MHzまで,スイープしてチェックしてもそれなりにブロードですから,バランとして使えます↑
ちなみに,フロートバランの場合,必要なインピーダンスは60倍の3000Ω以上になりますが,計算値の巻き数は4回なので,ネット系の製作記事でも5回巻きが多いのは頷けますね.(FT-114-43の場合)
ケースインは,手持ちに小さいケースしか無かったんですが何とか収まって,これでまた一つ手持ちが減りました.(終活兼ですから)


ところで,話が少し逸れます.
改めて,バランの原理や作り方をネット系や手持ちの書籍で調べて判ったんですが,50MHzにバランは要なのか? です.(バランの仕組みは,長くなるので省略)
あれば良いのは判りますが,仮に50MHzの給電部にフロートバランを取付けた場合,要はコモンモードフィルターなんですよ.
だから,大型のトロイダルコアに同軸を巻く.(3000Ω以上になる巻き数を計算してですが)
無理ならFT-114-43を5個用意して同軸を通して,位置を固定すれば別途バランを取付ける必要無いかなと思ったわけです.
次作る時は,フロートバランで考えますが,多分Nextは無いですわ.

話を戻します.
ちなみに,50Ωの抵抗でSWRをチェックした値は,実際のアンテナだともう少しSWRが下がる云々ってネット記事があったんです.
50MHz辺りだと,ちょっとしたリード線の長さでSWRが大きく変化するのを確認しているので,間違いないかと思ったら,その通りでした.
バラン製作は,昨年末に終了していましてDPアンテナの製作調整は,昨日(5日)終了しました.
取付はまだですが,Nextはそこら辺りから始めます.

to be continued.
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