マスカレードシリーズ

　シリーズ２作の文庫本，やっと読み終えました．

　マスカレード・ホテルとマスカレード・イブ．
　ホテル・コルテシア東京が要になって始まるミステリーでしょうか．

　東野さんの著書を読むのは久々でして，前にも伝えたと思いますが，東野さんの著書はエピローグが暗くなってしまうので，読み終えた時の良かった感が少ないのですよ．
　だから，以前は加賀恭一郎シリーズも含めて良く読んでいたのですけど，ガリレオシリーズ以外読む事を控えてました．ガリレオの「真夏の方程式」は原作は良い感じでしたけど，映画は，脚色されてしまい，「湯川さん，もうそこで良いだろ！」って劇場で言いたくなるのを，ぐっと堪えたのを覚えてます．
　それ以来，東野さんの著書を読んだのは「ナミヤ雑貨店の奇蹟」が最後でした．

　　　　　

　実は，映画「マスカレード・ホテル」を観て，久しぶりに東野さんの著書を読んだわけです．
　どちらを先に読むと面白いかですが，個人的には，マスカレード・ホテルの映画を既に観た人は，マスカレード・イブから読む事をお勧めしたいですね．
　それは，マスカレードホテルのストーリへつながるプロローグになっているから，読んでいて，なる程そういう事だったかと読んでいて，ニヤリとしてしまうストーリー展開です．
　これ以上は，ネタバレになるので差し控えます．

　ガリレオシリーズの，湯川さんと内海さんの様なコンビとしてシリーズが始まるのでしょうかね．
　刑事新田さんと，フロントクラーク山岸さんの今後の動向が気になります．

　そんなわけで，マスカレードシリーズは，これからの展開が楽しみですよ．
　「実に面白い」