風が強く吹いている

　今年の箱根駅伝を見ていた時の事．

　そう言えば，箱根駅伝をテーマにした小説があったはず．
　映画にもなってＤＶＤもあったな．
　なんて，思いながら，インターネットで検索して題名と作者をメモしていた．

　先週，ＣＱ誌を購入する時にフト思い出し，磐音の新刊と一緒に買って来た．
　１０人で臨む箱根駅伝の予選会，そしてシード権を狙う竹青荘の住人達．
　決しておちゃらけているのではなく，真面目に箱根駅伝を各区間毎，細かく表現し，その描写表現も素晴らしい．
　おなじみの，戸塚中継所，小田原中継所や箱根小涌園前が登場すると，行った事も無いのに，その風景が目に浮かぶ．

　通勤時に読み始めたら，スッカリその世界に入り込んでしまった．
　この感覚は，「沈まぬ太陽」を読んだ時と全く変らない．
　小説を読んで，目頭が熱くなっているのは久しぶり．
　それは，学生時代，走っていたからだと思う．
　４００ｍは短距離走の一番つらい種目だった．
　でも，１００ｍにはもっと早い奴がいた．

　そんなわけで，箱根駅伝は，毎年楽しみにしているわけ．
　特にこの３年間，５区の「山の神」は，いわき市出身と来たら余計，そうでしょ．
　下の子と同学年だし，学校は違っていたけど，サッカー小僧も知っていたそうだ．
　マジに，ゴールの読売新聞社前へ都内勤務だから見に行こうかと思うくらい．
　都内勤務じゃないと出来ないから，今のうちかと本気で考えたりもしてますよ．

　只今，復路８区までを読み終えた．
　残りは，戸塚中継所を過ぎて権太坂へ．．．
　９区，１０区．．．佳境を迎えてます．
　寛政大は，シード権を獲得出来るのか？

　はやる気持ちを抑えて，通勤電車の中で読んでます．
　通勤電車の帰路で読んでいると，走りたくなって来ますよ．
　ちなみに浦安では，今でも帰宅後には軽く jog してますよ，飲んでない時は．

　さすがに走（カケル）の様には走れませんけど．
　ＤＶＤ，買うかなぁ．．．買うだろうなぁ．．．