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縦振れ電鍵の改良

2005-09-25 | 日曜電子工作
 縦振れ電鍵を挫折したもう一つの理由があったのです.(多分,一番の理由でしょう.)購入して,30年は過ぎるであろうハイモンドHK704は,付属しているバネがめちゃくちゃ硬くて,電鍵を打っているとすぐに腕があがってしまうのでした.
 バネの調整幅も狭く,緩め過ぎると接点が離れません.やはり,HK701の大理石タイプにすればよかったのかなぁ...一度,HK701を借りた事があったのですが,確かに打つ時のタッチはHK704よりずっと軽くて打ちやすく,あたかも自分の腕があがった(これは上手くなったの意味)と勘違いするほどの差が有った事を記憶しています.まぁ,当時の高校生の小遣いではHK704も高い買物でしたけど,無理してでもワンクラス上の電鍵を買えば,真のCWマンになれていたかもね.

 というわけで,HK704の改良を頭の中で描く日々が始まりました.テコの原理で力点から支点までの長さ,つまり,ノブの位置を長めに変えれば良いのですけど,その為にはアームを交換しないと出来ないわけで,寸法を測って図面化して,近くの機械加工工場で作ってもらおうかとマジで考えていましたよ.ただ,そこまでするのだったら新しいのを買った方が絶対安いに決まってます.新型は買えない金額ではないのですけど,せっかく30年過ぎても全く壊れていないHK704を何とか使いやすく出来ないかを考えていたのです.ある日突然,閃いたのは,Niftyだったかの掲示板にベンチャーのパドルのバネを交換調整するとかの記事が書かれていたのを思い出しまして,そうだ,バネを変えたらアームを長くするより簡単で費用もかからないのでは...とHK704のバネを交換してみました.いわきに帰った際,ホームセンターで,オリジナルバネと同径くらいで線径の細いステンレス製バネ(これはオリジナルよりバネ定数が小さい事になります.)を購入し,適当な長さに切って取付けてみました.販売価格は¥160だったかな.結果はバッチリ,HK701ダッシュくらいにはなったかも知れません.

 バネは調整ネジで若干硬めに出来るくらいのテンションをかけられる長さが良いかと思います.基準はオリジナルの附属バネの長さより若干短め(バネ定数が小さい為,2,3ターン程)にして半円型の金具取付け部をラジオペンチ等で作ります.失敗しても長さがありますから,数回トライ出来ます.全て失敗しても,また買える程安い値段ですから,最初から数本買うのも手ですね.それくらい気楽に改造しましょう.後は自分の打ちやすいテンションに調整すればOKかと.その時,ハイモンドの電鍵でカバー付きのタイプは,テンションをかけ過ぎるとネジの頭がカバーにぶつかってしまうので注意して下さい.少しピンボケで申し訳ないのですが,画像の黒いバネがオリジナル,細いロッドが付いている若干細いバネが購入したバネです.
 現在,縦振れ電鍵で打つ練習の最中なのですが,10月30日に開催される「第7回 Let's A1 コンテスト」に参加する事をまず目標にしています.何か目標を作らなければ,やる気が出ないずぼらなもので...どんな結果が出るかは,縦振れ電鍵でコンテストに参加するのは,後にも先にも1stトライですから楽しみですよ...と直島へ戻って,この改造後,「縦振れ電顕の打ち方」CDを見ていると,バネのテンションは少しキツメにしたほうが良いとの話がありまして,確かに反動式送信術は今まで操作した事がない打ち方でした.アララ,せっかく改造してバネを弱くしたのだけど,オリジナルのバネはいわきの自宅...とりあえず,バネのテンションはこれくらいだろうと判断して練習しています.良く練習方法を見てから判断すべきだった...

 ちなみに,ハイモンドのホームページで確認したら,HK701は既に生産中止で作っていない様でした.HK808が良さそうです.それと最近のHKシリーズはメッキではなく黒色主体のデザインになっていまして,驚いています.私のはピカピカのクロムメッキ仕様です.数十年前のHK704購入価格は数千円程度でした.それもまた,時の流れを実感しています...

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