FTdx9000

FTdx9000運用記

間接照明

2006-11-03 14:12:24 | FTdx-9000

「周囲が暗い深夜のオペレーションにおいても、パネル面のツマミ位置がわかるように間接照明を採用しました。メーターとTFTの下側のフレームに取り付けたLED照明によってうっすらとパネル面を照明します。」とFTDX-9000Dのマニュアルに書いてありました。どれどれとパネル面を下方から覗き込むとメーターの下には棒状のLEDが、TFTの下には3箇所のツマミに対応した点状のLEDがボンヤリと赤色に点灯しています。周囲が明るいと、これらのLEDが点灯してパネル面を照明していることはまず気がつきません。そこで室内のメイン照明を消灯し、天井につけられているスポット照明のみ点灯してみました。室内はかなり薄暗くなります。あらためてパネル面を観察したところ、各種ツマミの位置は薄暗い室内の照明でも十分確認できますが、パネル面に表示されている文字類はまったく読み取ることができません。おいおい、間接照明はどうなってるの?・・・とさらにジックリ観察してみると、メーター下のLEDはパネル面最上段列のツマミ(METER・MONI/PITCH・AGC/ATT・CONT/DNR)の北半球部分とANTENNA SELECTスイッチ部分が薄く赤みを帯びさせている程度です。TFT下の照明状態もほぼ同様ですが、こちらはツマミ(AF GAIN/RF GAIN・SHIFT/WIDTH・CLAR/VFO B)が少し大きいせいで北極部分が赤みを帯びていました。そこで意地悪く部屋の照明を全消灯して真っ暗にしてみました。前述の赤みを帯びたツマミ以外のツマミ位置はまったく見えなくなりました。まぁ、部屋の照明を全消灯して操作することもないでしょうから、これは極端な実験だったかもしれません。結論を言いますと冒頭マニュアルの「ツマミの位置がわかるように間接照明を採用」という説明は甚だ疑問を感じます。しいて説明をしなければならないとすると、「薄く怪しげな赤色LED光が一部のツマミをうっすらと照らし、パネル面のムードを一層盛り上げてくれます。」ぐらいが正解に近いのではないでしょうか? もっとも筆者はこのムードが大好きですが・・・。(^^;