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JA3ART blog

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銃の定期検査で・・・

2014-04-24 21:02:40 | 狩猟
毎年、猟期が終了した4月中旬から5月初旬にかけて銃の定期検査が住所地の所轄警察署で実施される。 
これは、所持している銃の銃身長、銃全体の長さなどに変更がないかとか、銃の機関部に刻印されている銃番号がチャックされる。
銃本体の検査が終われば、書類関係のチェックに移る。 前の検査から1年間の装弾購入、消費場所と消費弾数、残弾数などを記録
した装弾管理簿のチェック、狩猟や射撃場へ行った回数などが質問される。
今日の検査では、ここまでは例年通りのことで、全く問題なく終了した。
ところが、書類に署名して終了と思っていたら担当者から「あなたの所持しているライフル銃2丁のうちの1丁が軍用銃であるため、
本庁から廃棄指導をされています。 この銃の次回の更新は今年の9月になっていますが、その時、廃棄手続きをしていただけない
でしょうか。 それに代わる銃を購入されたときの許可は速やかに出します」との事を急に言い出された。
私は「どうしても更新は許可されないのですか。 その根拠は単に軍用銃であるという理由だけですか。出猟記録にも記載している
通り、このライフル銃は私がメインに使っている銃です。強制でなければ更新申請をしたいのですが・・・」と喰い下がりました。
担当者は「更新申請までまだ4ケ月ほどありますので、廃棄の方向で検討ください」・・・で話は終わりました。

対象になった銃は下記に示した「ルガー・ミニ30」という銃である。 銃身長が短く(規定の最短寸法)、軽く、装弾のサイズも
小さく(口径は同じ)射撃時の反動ももう1丁のブローニングとは比べものにならないほど小さいので、連射に向いていて、大変
使いやすい銃なのでもう16年も愛用している。 今になってなぜ急に・・・という印象を受ける。 小型、軽量ということでテロ
にでも使われるという理由が本音なのだろうか! 代替銃を購入するとなると20万円以上という大きな出費になる。


【ルガー・ミニ30とブローニングBARの比較】


*銃の全長⇒ブローニング:107.1mm ルガー・ミニ30: 95.7mm
*銃身長 ⇒ブローニング: 56.5mm   ルガー・ミニ30: 49.0mm
*総重量 ⇒ブローイング: 4.0kg  ルガー・ミニ30: 3.2kg


弾倉サイズの比較


装弾の比較 口径は30/100inc(7.62mmで同じである) 弾頭の重さは180グレンと90グレンの違い (注)1グレン≒0.06g

狩猟犬、イノシシの牙で負傷

2014-02-18 20:36:12 | 狩猟
 平成26年2月16日、いつもの猟場でこの日2度目の狩猟中に使っていた狩猟犬5頭のうち1頭がイノシシの牙に掛けられて負傷した。 この場所では昨年も狩猟犬1頭がやられているので、おそらく同じイノシシではないかと思う。(昨年のイノシシはまだ捕獲出来てないので・・・)
 勢子役のYさんから「犬が鳴いたぞっ、鳴いたぞ~」の声。 続いてほかのメンバーからは「同じところで鳴いてるので、止めてんのと違うか!」の無線も聞こえてきた。 勢子役のYさんからは続いて「クマザサがひどくって近づけない」・・・
 しばらくして犬の鳴き声が止まった。 おそらく、イノシシは絡んでいる犬を振り払って逃げたのであろう。 10分ほどしてYさんから「犬がやられた」との無線が入りすぐに猟を中止しただちに、負傷した犬の応急治療にかかった。
 イノシシ猟をしていると1年に1,2度はイノシシの牙で負傷する猟犬がいる。 私たちのグループには心臓血管外科の専門医Kさんがいてくれるので、とりあえずは傷を消毒し皮膚麻酔をし、縫合するところまでの緊急治療は可能なのである。


【傷口の縫合をるKさん】

 麻酔を掛ける際も希釈した麻酔液をまずはガーゼに浸み込ませてショック症状やアレルギーが出ないかを呼吸状態などで観察。 縫合も内側の筋肉と表皮との2重で縫合する。 さすがに専門の外科医である。 でも、これはあくまでも緊急処置であり京都市内に戻れば掛かりつけの獣医での治療を受けることとなる。 今猟期ではすでに3頭の猟犬がイノシシにやられたがKさんの適切な処置で全部元気に回復している。

 昨年、捕獲した100k超のイノシシから取った牙である。 スケールで示した様に直径約100mm超の大きさで、その先端はナイフと同じくらいの鋭さと切れ味がある。 普段は、唇に隠れて全部は見えてないが何かに攻撃され威嚇するときにはこの殆どが露出する。 時々、人間も襲われて死に至るほどの傷を受けることがある。


【昨猟期に捕獲した100kg超のイノシシから取り出した牙】

2013年末の狩猟

2014-01-09 19:12:36 | 狩猟
今猟期はイノシシが増えたのか、京都府北部ではどこの猟場に行ってもたいていイノシシに出くわした。
狩猟解禁初猟日となった11月17日(日)には130kg超えの大イノシシを猟友Mさんが仕留めた。 昨猟期までは、この待ち場には私が行っていたのだが、この日の1回目の追い山で私の乗っているピックアップ・トラックを田んぼの側溝に脱輪させてしまい、メンバーに迷惑を掛けてしまっていた。 この待ち場に行く道中が狭隘な進入路であることから今回は軽自動車に乗っているMさんに代わってもらった・・・といういきさつがあった。 私がこの待ち場に行っていたら果たして名手Mさんの様に仕留められたか疑問ではあるが・・・!? でも、幸先のいいスタートとなった!

 
    【この日Mさんが仕留めた130kg超えの大イノシシともう1頭を仕留めることができた】

11月24日(日)は大イノシシを私が撃ち損じた。 スコープにキッチリと捕らえたいたのでてっきり”命中”と思っていたが残念ながら失中してしまった。 言い訳がましくなるが、このイノシシが現われたコース上で”待ち”に就いていたKさんが、その上の待ち場でシカ2頭を仕留めたとの連絡で、その処理の応援で待ち場を離れた。 その待ち場にKさんが居てくれたらまともに撃てる条件であった。 私はその下の待ち場から大イノシシを撃ったわけで射撃距離は80m以上はあった。 でもライフル銃なので、これくらいの距離は命中させないといけなと、反省している。 Kさんは、悔しがることシキリであった。

12月8日(日)は100kg級と80kg級のイノシシとシカ2頭の猟果であった。
中イノシシはKさんが半矢にしそれを4頭の犬が絡んで止めるという場面を目撃できた。 たまたま、デジカメを持っていたのでうまくその様子を撮影することができた。
         

大イノシシは朝1枚目の追い山でMさんが仕留めた。 私のピックアップ・トラックに回収した時はまだ朝もやが掛かっていた。


この日は私もシカ1頭を仕留めた。 今猟期から京都府でも「シカ緊急捕獲事業」に基づく「捕獲奨励金」が支給されることとなりました。 4頭目から1頭につき4千円なのですが、その手続きが超面倒です。 ①捕獲したシカを決められた向きに置きその胴体にペンキ(ラッカー)で捕獲日を書く。 捕獲日、捕獲場所、捕獲者等が書かれた表示板と捕獲者、対象のシカが1画面に写り込んだ写真を撮影する。 前歯2本を採取し所定のビニール袋に入れ、これにも前記のデータを書き込む。 これだけのことをするために、デジカメ、ホワイトボード、フェルトペン、三脚などをリュックに入れて持ち歩かなければなりません。 険しい山を歩くのには大変な負担になります。 先日の雨の時などは、ホワイトボードが濡れて文字が書けませんでした。 どうもお役人が机上で考えることはよく理解できません。
  
【これは11月24日のものです】

ランニング・ターゲット射撃練習

2013-07-24 21:35:55 | 狩猟
 7月21日(日)、京北綜合射撃場にて、丹後半島でイノシシ猟をやっているメンバーが参集して「ランニング・ターゲット」での射撃練習会をおこなった。
 ランニング・ターゲット(またはランイニング・ボア)射撃とは50m先を走る標的を射撃するもので、実猟での獲物に対する射撃感覚を養うのには大変有効な射撃練習である。
 どの様な手順での射撃練習であるかを下記写真で説明する。


                                                【射撃指導員はJH3STBのコールサインを持つCW大好きのハムです】
① 射手から標的までの距離は50m。
② 標的はイノシシのシュリエットが書かれた板に10周の同心円(最大径26cm)のある的紙が張り付けてある。
③ 的紙の移動する距離は約10mであり、この範囲内で射撃をしなければならない。 
④ この10mの距離を的紙(標的)は2.5秒または5.0秒で移動する。
⑤ 銃の挙銃・肩付けは的紙を視認してからとし、それまでは腰の位置で銃を保持しておく。
⑥ 4箇所の射台に4人が入りスタンバイ。
⑦ 標的が1往復し、射手はその速度を確認する。
⑧ まず「RT-1射台」の射手がブザーの合図で右側から出てきた的紙に向かって射撃。 1射目に限りスコープで着弾を確認する  ことができる。 一定の間隔で自動的に的紙が出てくるので、手際よく装弾しないと次弾が発射できなくなる。  「RT-1射台」の射手は右側から出てくる的紙にのみ射撃をおこなう。
⑩ 「RT-1射台」での1射目が終われば、同じ要領で「RT-2射台」の射手が1射目を射撃する。
⑪ この手順で交互5回繰り返して合計5発の射撃を行う。
⑫ 次は「RT-1射台」と「RT-2射台」を入れ替わり同じく5発の射撃を行う。
⑬ これを2.5秒と5秒の速度で移動する的紙に対して行うので、合計で20発の射撃を行うことになる。
⑭ 「NETX-1射台」と「NEXT-2射台」に入っている射手はこの間に弾を装填せずに空撃ちで的紙の移動感覚を掴む。
⑮ 時間と所持している装弾の数に余裕があれば、今までの手順もをもう一度繰り返して、合計40発の射撃を行うこともある。


【50m先のレールの上を移動する的紙(標的)。  一番外側の円は直径26cm】

                  
【着弾をスコープでチェック】      【射撃の順番を待つ猟友】      【射撃中のJA3ART】


                                【参加した全員で記念撮影】

12月9日、イノシシ2頭を捕獲!

2012-12-10 23:31:30 | 狩猟
 12月8日(土)、猟場としている京丹後市丹後町で檻オリの見回りとエサ捲きで1日がつぶれた。 でも、3日前に撒いたエサをイノシシが喰い荒らしていたため、明日の猟が楽しみである。 ただ、残念ながら檻ワナには獲物は掛かってなかった。
 夜、猟友と夕食を摂っている頃から雪が降り始めた。 深夜には凄い雷で目が覚める。 この地方の”雪起こし”と言われる雷は凄い。 昨年はこの雷音で窓ガラウが割れたという話しも聞いた。
 朝、外へ出てみたらやはりかなりの積雪(30cmくらい)で、丹後町での猟は無理と判断し、雪の少ない約50km南の位置にある京都府福知山市大江町に行くことにする。
 この大江町は「平家落人の里」や「大江山鬼伝説」でも有名なエリアである。

【猟場近くにある観光客用の案内板】

 猟場に到着し”待ち場”の打ち合わせをしていると前の畑に5頭のシカの群れが現われた。 シカは沢山生息しているエリアなので珍しくもないしイノシシ狙いなので無視する。
 1山目を始めて20分程した頃、勢子から2、3頭のイノシシの足跡があるので気を付ける様にとの無線が入る。 程なくして「犬が鳴いたぞ~!」の無線。 私のドッグマーカーをワッチしてりる周波数でも犬が鳴いている様子が判った。 5分ほどして私の待ち場から谷の奥へ100mほどの処で”待ち”をしている猟友の方向で3発の銃声。 「シシ、2つ倒けたで~!」との興奮した無線が入る。 結局この山では犬を7匹放してシカも追い出しイノシシ2頭とシカ1頭を捕獲。

【2頭とも80kgくらいのメス】

 今日は1山目で好結果が得られたので、あとの2山は気楽な猟を楽しんだ。 結果としてはイノシシとの出会いはなかったが、3段角を持った大シカ2頭とメスジカ1頭の捕獲で、今日全部の猟果はイノシシ2頭とシカ4頭であった。

【私が撃ったイノシシではないがご満悦でハイ・チーズ】

 一晩近くの谷に浸けておき、今朝9時ころから捌く。 結構脂のよく乗った良質の肉質である。 9粒弾を使っていたので、肉を傷つけることも殆どなかった。
【捌く前に水道水でもう一度、念入りに泥などの汚れを落とす】


【全体を白い脂で覆われた良質の肉質】 

 今猟期に入っての成績はイノシシが6頭とシカが20頭とまあ~まあ~の成績であるが、これから本格的な雪のシーズンとなり京都府下では一番の豪雪地帯をメインの猟場としているので、林道や農道への車での侵入ができない日も多くなり、カンジキを付けての”歩き”での猟となり大変である。 でも、イノシシも腹を擦って雪に溝を付けて移動しているので、この”溝”を見つけれて犬を放せば割合にイノシシの捕獲は簡単である。

12月9日、早朝に雪の少ない福知山市大江町の猟場に向け出発した直後に車の前部付近でギギィ・ギギィとタイヤの回転に比例したかなり大きな異音が発生。 除雪車が出動しているほどの積雪がある国道でである。 こんなところでトラブッてもJAFもスグには来てくれないであろう。 並走している猟友に状況を説明。 でも、どうしようもないので、とりあえず動かなくなるまで走ってみて、ダメな場合は猟友の車で近くの修理屋さんのある峰山町まで牽引してもらうこととした。 ところが、それから2,3km走行したあたりで異音は止まった。 一応、原因は判らないが一安心である。 それ以降、まぁ~、時々は短時間異音は発生するが何とか正常な走行はできている。
 で、京都市内に戻って翌朝掛かりつけの修理工場に持ち込む。 この時、上手くというか、タイミングよくというか異音が再現したので、即断で「スピ-ドメーターの故障」と診断してくれた。
 部品取り寄せに3日掛かり、今日スピードメーターを交換して修理完了となった。 走行距離計が「0」に戻ってしまったので何か変な感じである。

【スピードメーター交換で走行距離計が「000006km」に戻ってしまった】