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10月19日、「湖沼アワード」移動運用

2012-10-19 20:36:49 | 移動運用
今日、10月19日(金)、午後から京都市北区にある「深泥ケ池(みどろがいけ)LA-17」と京都市左京区にある「宝ケ池(たからがいけ)LA-18」から7メガCWをメインに移動運用を行った。

【宝ケ池/LA-18】
13時30分、7CWのJA3GKHさんから14時30分の14CWでのJF1XQLさんまで1時間の運用で7C/10C/14Cで52Qであった。
運用場所としては、写真に写っている池の横の京都市営駐車場からでは山に囲まれた最悪のロケーションであるため池の北側にある「国立京都国際会館」の前の道路脇の路上駐車場でおこなった。
この「国立京都国際会館」は日本でも2000人規模での国際会議ができる有数の会議場である。 過去には「国際捕鯨会議」「CO2削減国際会議」が行われている。 今日も前を通ったら医学学会の大きな看板が出ていた。
大きな会議では大抵JAのVIPが開会の挨拶や来賓などで来られるが、特に天皇陛下や皇太子が来賓の時は1週間ほど前から山狩りやマンホールの点検、当日は車両規制などで大変である。 
アマチュア無線関係では1994年9月に開催された「国際電気通信連合(ITU)の全権委員会がここで開催され、JA3AA、島さんを委員長とし、京都市在住のハムが中心となりこの会館内に8N3ITUの特別記念局を設置、9月19日から10月14日まで運用をおこなった。 またこの8N3ITUでは外国人に対してもゲストOPが認められたので多くの会議参加委員の人たちが運用を行った。 
この宝ケ池は私の自宅からは500mほどのところにあり、毎日のウォーイングのコースにしている。 1周1.5kmの池の廻りの遊歩道はジャリ道で足にはアスファルトを歩くのとは違った感触が楽しめる。 勿論、バイクや自動車の進入は禁止である。
最近、シカが増えたのかウォーキング中に池の傍に居る3~4頭の親子ジカをよく目撃する。

【宝ケ池、正面の山は比叡山】


【国立京都国際会館】


【深泥ケ池/LA-17】
15時04分のJA0CCLさんから16時11分のJA1JEJさんの24CWまで1時間少しの運用で7C~24Cで61Qであった。
池の西側は道幅が狭く交通量の多い道路、池の南側は休憩で停車している自動車で割り込みができず、池の北側は病院の私有地なので私用での侵入は遠慮した。 したがって運用場所は池の南端から2筋南へ下がった畑の横に停車して行った。
この池は氷河期からの生物と温暖地に生息する生物が共存している学術的にも貴重な池として著名である。 
1927年にこの植物群が「深泥ケ池(みどろがいけ)水生植物群」として国の天然記念物に指定された。 ところが最近では汚水の流入などでヒシが異常繁殖し池の半分を覆いつくしている。 そして誰かが放流したのであろう外来魚種が繁殖、京都大学を中心とした研究グループが駆除に乗り出している。
また、池の西側の道路は私たちの生活道路であるが離合もままならない狭隘な道路であるため自治会などで道路管理者の京都市に「拡幅工事」の陳情をしているが「天然記念物」に指定されている池は文化庁が管轄であるため話は進展してない。
また、この池は「心霊スポット」としても全国的に有名である。
池の半分は「浮島」になっていて人は近づけない。 時々大きな角のあるシカが昼寝をしている。 安全な場所と認識しているのであろう。


【左側の道路はバスも通る交通量の多い道】


【今はヒシがびっしりと池を覆い尽くしている】


【池の傍に建つ「天然記念物・深泥ケ池水生植物群」の石碑】